私たちの車椅子ドライブ旅行のルートの組み立て方:
車椅子ドライブ旅行のルートの組み立てには:
1) やりたい事・行きたいところ・食べたい物を最初にリストアップし
2) 出来るだけこれまで走ったルートを避けるために地図とにらめっこをして、ザクっとしたルートプランを立て、
3) それに沿って車椅子でも宿泊できるリーズナブルな宿を探す。
この3点にそれぞれ納得出来る答えが見つかれば、ルート完成です。
予算は?ですか? これまで同様に基本は1泊2食一人8,000円以内。1万円以上はよほどの事がない限り出さない。というか、出せません。
1万円を越えた時には、お昼を節約します。
1) 北海道では大好きなコンビ二・セイコーマートのホットシェフ:https://www.seicomart.co.jp/instore/hotchef.html
2) 北海道以外では地元のお弁当屋さんを捜して
二人で1,000円以内に収めます。
今年もこの3点セットを決めて、8月17日から9月2日までのルート(帯広・平取でそれぞれ二泊)が完成しました:
自宅ー大洗ー苫小牧ー静内ー襟裳岬ー(広尾町)ー大樹町ー(浦幌町)ー白糠町ー厚岸町ー釧路ー帯広ー新得ー南富良野ー平取ー支笏湖ー苫小牧ー大洗ー自宅(赤字は、今年初めて訪れる町。()内は、通過する町です)
いつも一番苦労するのは、車椅子で宿泊出来るリーズナブルな「宿探し」ですが、今回は違いました。
どこの町に宿泊するかを、迷いに迷いました。
2019年の旅の折り返し地点は、今回の旅の目玉の牡蠣フライと花咲蟹が待っている厚岸町で、襟裳岬から厚岸までは240キロあります。ドライブルート検索:https://eneos-ss.com/search/drive/sg_search.php?M=tp&ROUTE=1&START=&GOAL=によれば、8時間の行程です。
信ちゃんとのんびり途中の広尾海洋博物館:http://www.town.hiroo.hokkaido.jp/kankou/spot_rekishi.htmlや
浦幌町立博物館:https://www.urahoro.jp/chosya_shisetsu/kokyoriyo/museum/
を楽しんで襟裳岬から厚岸まで行くならば、途中で2泊する必要があります。単純に距離計算すると、大樹町と白糠町になります。大樹町も白糠町も初めての町。いいですね。
白糠町ではすぐ、私たちの求める宿がみつかりました。
1泊2食付で一人8,300円です。じゃらんで予約しました。
大樹町はどうか。HOTEL TAIKI:十勝 大樹町のホテル HOTELTAIKI へようこそという1泊2食付で一人8,490円のビジネスホテルも考えましたが、詳しく読んで見ると、夕食場所はホテル内ではなく、近所の居酒屋さんでした。グーグルマップのストリートビューで入り口が階段になっている。う~ん。や・め・た。
以前、BSの番組を見ていてエアーベッドを買った事は、
で、書きました。
そのエアーベッドが今も、愛車のフリードの後部座席に放り込んであります。紆余曲折あり、まだ一度も使えていません。今回、大樹町の
で使うことにしました。一階の部屋は和室だけですが、電話の応対が気持ちよく、車椅子を部屋に持ち込んでも良いとの事。1泊朝食付き一人5,000円です。
やっと、エアーベッドの出番だ!お待たせしましたエアーベッドちゃん。
今回はばんえい競馬も最優先の目的なので、帯広に2泊します。
宿をどこにしようといろいろ検索し、とても興味深い・個性溢れる宿に巡り会えました。帯広は大都会ですから、チェーンのビジネスホテルの駐車場は有料です。僅かな額かも知れませんが駐車場代を払うのが悔しいので、「無料駐車場」の条件をつけて何度か検索した結果、発見しました。
温泉ホテルですが、家族風呂はないそうなので私だけ、温泉を楽しませてもらいます。信ちゃん、ごめんね。
なかなかユニークなコンセプトの宿で、ホテルのオーナーが経営している農園の野菜をたくさん食べさせてもらえるので楽しみです。1泊2食付一人6500円(税抜き)。予約係りの方に、「玄関の前の場所を駐車スペースとして確保しておきますから」と、優しい言葉をかけて貰いました。
蕎麦の新得でも、楽しみな宿を見つけました。airbnbでもある
「ゲストハウスさんたり」です。1泊朝食付き一人5,000円。近くにある食事場所も、なかなかよさそうなので、雨が降らない事を祈っています。雨が降ると一度ホテルにチェックインした信ちゃん、外に出たがりません。その場合は1)出前を取る 2)私が買いに外に行くの、どちらかになります。
ところで苫小牧から襟裳岬の中間点の静内。なぜか8月19日はベッドのある宿が1軒を除き、見事なまでにどこも満室でした。信ちゃんは「日高の馬の買い付けに馬主さんが集まる日にぶつかったのでは」と言います。そうかも知れません。静内は競走馬の日本一のふるさとですから。
残っていた宿は:【公式】静内 ホテルサンスポット【新ひだか町ホテル予約】一軒のみ。みなさんのブログを読み、電話をかけ、とても好意的な対応だったので決めました。朝食付きで二人で、8,740円です。
ルートを決める前に、下記のように移動し通過する町と町の間の走行時間をリストアップします。これより3倍近い数の町と町の間のルート検索をして初めて、信ちゃんの負担にならないドライブルートと時間が決まります。
トイレ休憩場所の確認も忘れてはならないですが、北海道には魅力的な道の駅http://www.hokkaido-michinoeki.jp/が多く、大好きなコンビニ・セイコーマートもほぼどの町にもあるので、トイレに関して北海道は、車椅子ドライブ旅行者には安心なエリアです。
えりも町―大樹町 65キロ 2時間
大樹町―白糟町 100キロ 3時間18分
大樹町―浦幌町: 62キロ 2時間
白糟町―厚岸町 75キロ 2時間30分
えりも町―浦幌町 122キロ4時間
晩成温泉(昼食: 大樹チーズサーモン丼・アウベルアイス)01558-7-8161
浦幌町―厚岸町 118キロ 4時間
釧路市昆布森
浦幌町―釧路市 72キロ 2時間24分
厚岸町―帯広 170キロ 高速3時間半 一般道:166キロ 5時間半
厚岸町―足寄町 137キロ 高速3時間半
厚岸―釧路市 48キロ 1時間半
厚岸―音別 90キロ 3時間
釧路市―帯広市 一般道: 120キロ 4時間 高速:120キロ 2時間
厚岸―足寄 140キロ 3時間半
厚岸―本別町 120キロ 3時間
帯広―鹿追町 33キロ 1時間
帯広―新得 41キロ 1時間22分
新得―中富良野 88キロ 2時間55分
南富良野―平取 101キロ 3時間20分
平取―支笏湖
支笏湖―蘭越浄水場
蘭越浄水場―苫小牧 40キロ 50分
2016年春に6回に分けて、車椅子旅行のお誘いを書きました。我ながらなかなか役に立つ内容だと思うので、ご参考までに。
7月1日、帰路の苫小牧から大洗のフェリーの部屋を確保しました。
行き同様に、プレミアムルームです。バリアフリールームにはないベランダがあるという事なので、次回からは安い部屋にすると自分に言い聞かせ、思い切りました。
行きのバリアフリールームは海側と決まっています。プレミアムルームは海側と陸側のそれぞれにあるので、「陸側を」とリクエストしたところ、あっさり「当日にならないとどちらになるか分かりません。陸側がご希望だというメモは残しますが」と言われてしまいました。
私たちが陸側の部屋で帰宅出来るよう、みなさまも祈っていて下さい。まだ1ヶ月以上先の話ですが。
2005年1月15日に倒れ、1年後の2006年1月8日に医者の許可を得て、信ちゃんをラスベガスまで連行しました。その時の旅を本人はほとんど覚えていない。もちろん写真もまったく撮っていません。そもそも、カメラを持って行ったのかなあ。
ですが翌年2007年1月の2度目のラスベガス行きでは、ロサンゼルスでラスベガス行きの飛行機に乗り換えるためのターミナル移動の車両を、このように写真に収める余裕がありました。ピントも構図もしっかりしている。さすが、写真屋の息子、信ちゃんです。
(2007年1月 ロサンゼルス空港)