車椅子旅行は楽しい!

パッケージ旅行とは違う、「個人でプランを立て」「自由な発想の」「安上がりな」「車椅子旅行のススメ」
「車を運転している時は、自分が左半身不随であることを忘れられる」と言う、13年前に脳出血で倒れ車椅子生活者となった夫との車椅子旅行は、幸せの宝庫です。

バリアフリーマップの落とし穴:石見銀山編(1)

 昔から珍しいものが大好き。世界遺産フェチまで行かずとも、チャンスがあれば世界遺産を求めてのこのこ出かける夫婦だったので、石見銀山が2007年7月、世界遺産になった時、即、大田市観光協会にメールを出したい所でしたが、2007年の9月には初めての自分たちだけの北海道国内旅行を計画していたので、踏みとどまりました。


 半年後、どうしても諦められず2008年5月3日に問い合わせをしました。

 4日後の5月7日に次のような、非常に丁重な返信を大田市役所 産業振興部(観光担当)の田中さんから頂きました。きっと、同じような問い合わせが多いのでしょうね。


田中さんからのメール:

はじめまして、おはようございます。
島根県大田市産業振興部(観光担当)田中と申します。
この度は、お問い合わせいただきまして、有難うございました。
ご返信が大変遅くなりまして、申し訳ございません。


さて、お問い合わせいただきました件につきまして、以下の通りご回答いたします。
障害者の皆様の石見銀山での動き方について、まとめておりますので、そちら(通行書案内:私が追加)を添付(***下記にコピーして私が付け加えました)いたします。
ご覧くださいませ。


石見銀山は、狭隘な町で、現在も住民の生活の場であることから、観光客の方に
ご満足いただけるような整備はできておりません。
また、現在『龍源寺間歩(坑道跡)』への道中で落石による工事が行われていることから、約1kmほど手前までしか車両が入れません。
この1kmのうち、約300mは遊歩道を迂回していただくようになりますが、遊歩道には、階段もあり、山道になります。険しい道ではございませんが、車椅子では、少々厳しいかもしれません。
町並み地区で一般公開されております施設も、全て当時のままであったり、当時の状態を
復元しているものであったり、になりますので、階段があったり、そり橋であったりとこちらも厳しいものになります。
町並みの雰囲気を味わっていただき、石見銀山資料館を見学していただくことは可能です。
10月には、『石見銀山世界遺産センター』がフルオープンいたします。
こちらはバリアフリーとなっておりますので、見学可能です。(今は、ガイダンス棟のみオープンしており、勿論、見学可能です。)
せめて、龍源寺間歩への道中の工事が終わり、間近までお車で進入できればいいのですが。。。
もし、まだご予定が決まってなく、変更が可能であれば、工事終了までお待ちいただけましたら、龍源寺間歩の見学も可能です。(ただ、この工事は、今年度いっぱいはかかるであろうといわれております。)


それでは、また何かご不明な点等がございましたら、お気軽におっしゃってください。
ご希望であれば、資料も郵送いたしますので、お申し出ください。
お問い合わせ有難うございました。

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なつかしの国 石見(いわみ)  島根県大田市(おおだし)


 石見銀山遺跡は、2007年7月、世界遺産に登録されました
  (世界文化遺産『石見銀山遺跡とその文化的景観』)



  〒694-0064 島根県大田市大田町大田ロ1111番地
  大田市役所 産業振興部(観光担当) 田中
  電話:0854-82-1600 ファクス:0854-82-9150
  観光PC e-mail:info-ot@iwamigin.jp
  大田市観光トップページ:http://www.iwamigin.jp/ohda/kankou/
  『宅ふぁいる便』とは:http://www.filesend.to/index.phtml

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 この丁重なメールを読み、しばらく石見銀山の事は忘れることにしました。私たちの世界遺産フェチ度も大したことはない、ということです。


 さて、2013年11月3日「ななつ星」の運行が始まり、ちょっとした列車旅行ブームが起き、寝台特急がTV番組によく登場するようになり、そんな中、「サンライズ出雲」を知りました。何故、「サンライズ出雲」に拘ったか? それはもう、バリアフリー・ルームがあるからです。

 信ちゃん(夫)がいつものように、さりげなく言いました。「乗って見たいなあ」「そりゃそうでしょう」「いくらぐらいするのかなあ」「ななつ星よりは、まともな値段でしょう」


 こうして私の大好きな車椅子旅行計画立案がスタート。今回は「サンライズ出雲」を絡めたベストな車椅子旅行はという「命題」へのアタックです。


 幸運な事に調べ始めてすぐ、このサイトに出会えました。


 「てくてく山陰」をブラウジングしながら、思い出したのです。「石見銀山」に行きたいと最初に思ってから、5年が経ていました。

 車椅子旅行のスーパースター、Travel for All - 車イスでの世界旅行Kijiさんも、「石見銀山は完全バリアフリーで車椅子でアクセスが可能な観光地でした」と書いていました:木島英登バリアフリー研究所/日本のバリアフリー写真/石見銀山


 こうして私たちは2014年5月「山陰を中心にした車椅子旅行」に出かけることにしました。


***

通行案内書(2008年5月に送っていただいたもの)


「障害者の皆様へ 石見銀山での動き方」

まず、町並み~銀山地区にかけて緩やかな登り勾配になっております。
町並み地区は、800m、徒歩で約15分ほどです。車椅子での移動も可能です。
(大森代官所跡バス停斜め前の河村石油にて、車椅子のレンタルもございます)
銀山地区は、2.3Km、徒歩ですと、約40分かかります。こちらの銀山地区は、障害者の方につきましては、後ほどご説明いたしますが、通行証があれば通行可能です。
お車でご来訪の場合の駐車場は、『銀山公園駐車場』と『石見銀山資料館』前に福祉車両専用の駐車スペースが設けてございますので、そちらをご利用ください。
特に、手続き等必要ございませんので、空きスペースに駐車ください。
また、銀山地区『龍源寺間歩』までの通行方法ですが、銀山公園のすぐそばに『大田市観光協会』がございますので、そちらで障害者手帳をご提示いただけましたら、『通行証』を発行していただけます。(一般の観光車両は、銀山公園~龍源寺間歩までの進入を自粛していただいております。)
手帳がなくても、徒歩が困難である旨お伝えいただければ、発行していただけます。
タクシーをご利用の際でも同様ですので、ドライバーの方におっしゃって下さい。
ただ、『龍源寺間歩』の駐車場から坑道内(一方通行)~お出口~駐車場までは、約1Kmございますが、こちらは歩いていただくようになります。
通常ですと、龍源時間歩駐車場までお車で進入していただけますが、昨年末に、龍源寺間歩への道中で、落石があり、一部通行止めとなっている箇所がございます。その為、通行止め期間中は、龍源寺間歩より約1Km手前の清水寺前駐車場までとなります。(路線バスもこちらまでの短縮運行となります)ここより龍源寺間歩までの区間は、車道と一部遊歩道を歩いていただくようになります。
工事終了日は未定ですが、恐らく、今年度一杯は続くと思われますので、ご来訪の皆様には、大変ご迷惑をお掛けいたしますが、安全確保のためにもご理解いただきますようお願いいたします。

以上、また何かご不明な点等がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
ご来訪の際は、どうぞお気をつけてお越し下さいませ。

島根県大田市産業振興部

観光担当
TEL)0854-82-1600
FAX)0854-82-9150