社員旅行で台湾・高雄に行って来ました。(前編)
みなさま、お久しぶりです。年明けから日本中の心をかき乱し痛める、いろいろな事が起きました。
そんな中、今年は大邱に住む韓国人の友人Chrisが除隊祝いに、日本に年末から遊びに来ていたので、我が家に前日宿泊。1月6日に例年通りに川崎大師へ今年も社員とその家族16人全員と共に、初詣に行く事が出来ました。その後に去年同様、みんなで会社に戻り私が「鍋奉行」となり、みんなでわいわい「すき焼き」をたらふく食べました。
信ちゃん(夫です)は今年で脳出血で倒れて19年。来年は20年目に入ります。
今日は信ちゃんのバックグラウンドをこのブログで初めて紹介したいと思います。
信ちゃんの会社は小さな舞台音響会社。コンサートやイベント、式典など、人が集まる場所に機材を持ち込み、会場の音響を強化して、皆さんに「より良い音」を提供します。幸運な事に会社は阪神大震災も、脳出血で倒れた時も、311も、コロナ禍も乗り切り、設立40周年は優に超えました。
ただし・・・
あまり一般的にはなじみのない舞台音響の仕事とはどのようなものか?説明します。
コンサートでは最初に搬入(機材を持ち込み)、コンサートが終わると舞台上のセッティング(大道具・小道具・照明機材)がすべて搬出された後に、スピーカーなど大きな機材を搬出する、世に言う「裏方さん」の中でも労働時間の長い厳しい仕事です。
なので・・・信ちゃんの会社には男性4人、女性3人が働いてくれていますが女性陣も100キロ近いスーピーカーを日々運んでいるのでみな、驚くほどの力(というよりは物をいかに運べば安全かの知恵・能力)の持ち主です。
一般にはSound Engineerとして知られるこの仕事は、機材に関する確かな知識と、音楽を愛する「音」に対する造詣の深さ・感受性の豊かさ、つまりハードとソフトの能力が同時に求められる。そこがとてもユニークで楽しく、幸せで奥深い、恵まれた仕事でもあります。
前置きが長くなりました。
コロナの収束で、去年の夏前から仕事が増え、年が明けてもみんなは大忙しでが、私たち、毎年必ず社員旅行を楽しんで来ました。去年はスキーに行って来ました。
それ以前は1月上旬に毎年、マグロと蟹の食べ放題の三浦半島のホテルに一泊旅行。帰路にいつも、三浦大根を始め沢山の新鮮野菜を買い込んで帰りました。
今年もどこかに行きたいが、みんなはコロナ後の仕事に追われる毎日。そもそも休みが取れるのか?
2月に入り、スケジュール管理をしているトップ社員と電話で話していて「2月26、27、28日の3日間なら全員、スケジュールが空いています」と聞きつけ、即決しました。「ではその3日間は必ず確保しておいて。行く先を考えるから」
去年韓国を旅して気に入り、再訪したいと思っていたのですが、2月末の韓国は、あまりに寒すぎる。さあてどうしましょう。
実は10年前に社員旅行で台湾に行きました。その時は日本語の出来る運転手さんの自家用バンを貸し切り、台北の有名な観光地を二日かけて駆け巡りました。
世界四大博物館の1つ「国立故宮博物院」
台湾の歴史を象徴する場所「国立中正紀念堂」
商売繁盛の神様をまつる伝統的な廟「行天宮」
台湾最強のパワースポット「龍山寺」
提灯が灯るノスタルジックな風景「九份」と周辺の景観
都会にあるオアシス「猫空」の茶屋
数年後には無くなる!?今しか見れない奇岩スポット「野柳地質公園」
そして・・・
高さ約509mを誇る台湾の街のシンボルタワー「台北101」
私は高所恐怖症です。一人で下でみんなを待つのは嫌だったので、エレベーターで101階までワイワイ言いながら上がりましたが、エレベーターを降りたら壁際に張り付いたまま。「ああキレイ、ほら」と歓声をあげる信ちゃんや社員を恨めし気に見ていました。最後まで、窓際に近づく事が出来ませんでした。
後編に続く。