車椅子と右肩骨折夫婦の北海道車椅子旅行記(中編)
旭川でおいしい旭川ラーメンを「山頭火」で食べ、極暑(36度)の中出かけた旭川博物館で「上川アイヌ」
を初めて知り大いに知識欲を刺激され、8月23日に次の目的地「北見」に向かいました。
苫小牧から旭川と同様に、メインのルートである、以前は有料だったけれど今は無料の国道37号線は通らず、敢えて一般道の333号線を走りました。途中、上川町に寄り、街中を一周しました。以前、上川町の宿に泊まった時、私たちの部屋の裏窓から見える茶色の板壁の家がスキージャンプの「高梨理沙」ちゃんの実家だと、誇らしげにオーナーが話してくれたのをよく覚えていたので、ウロウロしたのですが、宿も高梨家もみつけられませんでした。残念。
次に、初めての白滝エリアを通過しました。白滝ジオパークが有名です。今回は通り過ぎるだけでしたが、いつか訪れたいです。住所は遠軽町です。
遠軽町は信ちゃん(夫です)にとり、特別な思いのある町です。私のお姑さん、つまり信ちゃんのお母さんの生まれ育った場所「瀬戸瀬」(温泉で有名)は、遠軽駅から石北本線で12分のところにあります。また、遠軽駅は
鉄道ファンには有名な、全国でも数少ない平面スイッチバック駅のため全ての列車が停車します。スイッチバックとは急な勾配を上るために作られた仕組みで、遠軽駅では停車した列車が前後を入れ替えて出発します。 このとき、乗客が一斉に座席を180度回転させるのも遠軽駅の風物詩です。
信ちゃんは18歳の冬の一人旅で、 遠軽町の駅の近くのスナックのママだった叔母さんを訪ね一週間お世話になり、非常に貴重な体験をしたそうです。陸上自衛隊遠軽駐屯地が近くにあり、客の多くが若い隊員だったそうで、何を「体験」したのか、詳しくは聞かない事にしてあげました。
ところで、今年の全国的に異常気象の中、北海道は特に極暑に見舞われました。そして私たちノー天気夫婦、今回は、極暑都市を選んで計画を立ててしまったようです。
例年も暑さでは有名な旭川ですが、今年も期待を裏切ることなく気温が37度まで上がり、私たちが滞在中は北海道一と報道されました。次に北見移動したら、北見がやはり37度まで上がり、滞在中は北海道一の暑さとなりました。
北見市は私には、とても不思議な街でした。駅前に大きなデパートのような、私にはちょっと手が出ない(高い)品揃えのショッピングセンターがあるのですが、閑散としています。これで商売になるのだろうか?余計なお世話ながら、心配になりました。それに、背広姿のサラリーマン軍団を多くみかけ、ビジネスホテル・チエーンはほぼすべて揃っていて、バスのターミナルの方がJR北見駅よりも立派でした。
観光案内所で話を聞いて、納得しました。ネットでも色々調べました。とても面白い歴史なのですが、長くなるので今回は飛ばします。「謎解き」のお好きな方はいろいろググってご自分で調べて見て下さい。ヒントは二つ。「伊谷半次郎」と「北見工業大学の五島慶太像」です。ちょっと飛躍し過ぎかもしれませんが、北見市でカーリングが根付いたのも、このような歴史のあるからだと信ちゃんと話しています。焼き肉屋さんが多く、焼肉がとてもおいしかったのも。
写真奥は、生のラム肉です。ひょっとしたら、日本で食べた中で一番おいしかったと思います。
北見市内から次の訪問地、網走市に向かう途中、まずオホーツク海に出て常呂町に寄りました。北海道でホタテの養殖を初めて根付かせ、カーリングを根付かせた町です。
常呂では一番人気の食堂「ところ」:レストハウスところ - 北見MYLOVE 北海道北見市 観光グルメスポット オフィシャル WEBサイトで、ホタテ定食を食べました。ホタテの刺身、フライ、佃煮、水煮。お腹いっぱいになりました。
道路の反対側には
がありました。「選抜試合中なので、見学出来ないでしょう」と店の方に言われたのですが、「私たちは運が良い」と信じて極暑の中、とにかく行って見る事にしました。幸運な事に、2階の見学席に案内して貰いました。もちろん、初カーリング試合観戦です。
そして帰りにはもちろん、多目的トイレを使わせて貰いました。
常呂町からは239号線で、サンゴ草で知られる能取湖の周りをゆっくり回って、網走市へ向かいました。私たちが北海道を走っていてよく言う「そして誰もいなくなった」状態。楽しいドライブでした。
両手でタイプを打てるようにはなったのですが、やはり右腕疲れます。もっと書くつもりだったのですが、今日はここでやめます。続きは(中編2)に。
(2023年8月26日 網走)
両側の袋は気にしないでください。鯛焼きの親戚です。それよりもこの納豆。右肩骨折の私にはありがたい朝ご飯の友でした。封を切ればそのまま食べられる味付け納豆です。網走の東横インにありました。便利なので帰宅後も探しているのですが、今の所まだ見つけていません。
親友は「給食用じゃないかしら」と申しております。