車椅子旅行は楽しい!

パッケージ旅行とは違う、「個人でプランを立て」「自由な発想の」「安上がりな」「車椅子旅行のススメ」
「車を運転している時は、自分が左半身不随であることを忘れられる」と言う、17年前に脳出血で倒れ車椅子生活者となった夫との車椅子旅行は、幸せの宝庫です。

3年越しのドナウ川クルーズの旅の報告(4)


 報告(3)を書いてから1か月以上経ちました。
 脳出血で左半身不随になり17年目の車椅子の信ちゃん(夫です)は元気にしています。私も元気にしています。4度目の接種も受けました。周りは甥の一家を含めてコロナに感染した友人・知人はそこそこ居ますが・・・。
 歳なのでしょうか。35度の猛暑や突然の雷雨などの天候に振り回され、3個めの「びっくり」体験を書く気になれませんでした。「まだ、びっくりはあるのでしょ。次を書いてくださいよ」と仲の良い理学療法士君にも、お尻を叩かれてはいたのですが。
 今朝(もう一昨日になりますが)、久しぶりに5時に「爽やか」に目が覚めました。昨日、東北を襲った台風一過なのか、朝焼けが美しい。風も吹き、「さあ書くぞ!」という気になりました。
 ミュンヘンに1週間滞在し、明日船に乗るという前日、ドイツでも有名なミュンヘン博物館に行きました。宿から歩いて20分ほどの距離です。

 ミュンヘン博物館ではなく、ドイツ博物館という名の通り、ドイツを代表するにふさわしい、内容豊かな「楽しい」というよりもドイツの底力を感じさせる「知識の宝庫」でした。
 ところでこれは、何の写真でしょう?

 私と、信ちゃんの車椅子の背中は無視して下さい。
 二人でびっくりしました。ドイツ博物館のXXXです。


 博物館の帰り、信ちゃんが突然「車椅子が変だ」と言い出しました。
 ホステルに戻り車椅子をチェックして、「びっり」
 下の写真はその後、完全に「イカレテ」しまった前輪です。博物館の帰りにはただ、亀裂が入っているだけでした。ホステルのフロントのなおや君の提案で、「ダクトテープ」で応急処置をしました。 

 ダクトテープでは処理しきれなくなった最後の数日は、車輪のゴムを取ってしまいました。
 原因は「石畳」。
 ドイツの車椅子の前輪には空気が入っています。


 ところで今回クルーズで一緒だった(全員ドイツ人)女性の車椅子、信ちゃんはとても心惹かれたようでしたが、両手が使えないと運転が出来ないので、諦めました。二人はこんな風に観光を楽しんでいました。これは、スロバキアのプラスティラバの広場の写真です。

 後ろ横に立つのがご主人。献身的に奥様に仕えていました。気づかれたかと思いますが、私たちはほぼいつもマスクをしていましたが、クルーズの旅で、マスクをしている観光客の人は見かけませんでした。公共機関では、マスクは必須でしたが。
 船着き場から、車椅子専用のバスに乗り、観光に出発するところです。、

 車内は、このようになっています。

 観光ガイドさんは、現地の方。ドイツ語のみの案内もあれば、簡単に英語の説明をしてくれる方もあり、さまざまでした。


 ドナウ川クルーズの夜にはいつも、何かイベントがあります。これは私たちが一番気に入った「ジプシー・ナイト」のバイオリン演奏の写真。真ん中の方は見事でした。信ちゃんと初めて一緒にヨーロッパ旅行をした30年近く前に訪れた、スペイン・グラナダで聞いたバイオリンの音色を思い出しました。

 今回、最南端の訪問地はブダペスト。ブダペストからウクライナ国境までは約500キロ。東京から大阪の少し先の距離です。どの街でも、ウクライナ・カラーを見かけました。
 これはウィーンでも最もよく知られるステファン大聖堂です。

 今回の旅行での第1弾、第2弾に続く、第3弾の「びっくり」体験談も是非報告したいのですが、実は明日8月18日から9月4日まで、8回目の北海道車椅子ドライブ旅行に出発します。ですので、ちょっとソワソワしているので、9月に帰宅。ゆっくりしてからまた報告します。その代わりと言っては何ですが、今回の旅程を紹介します。


2022年第8回北海道ドイブ旅行
8月18日(木):大洗 フェリー 出航 19:45 バリアフリールーム
 19日(金):苫小牧 じゃらん(ホテルグランテラス千歳): 0123-22-1121
 20日(土):音更 ユースホステル(Booking.com)0155-30-4165
 21日(日):音更 ユースホステル
 22日(月):釧路スーパーホテル:ホテル前駐車場所確保:電話6月15日 筒井さん;0154-25-9000 
 23日(火):厚岸・ホテル五味 0153-52-3101 (じゃらん6月14日)
 24日(水):万月堂 :0153-84-2302 6月10日一回目電話:最終確認8月16日
 25日(木):万月堂
 26日(金):弟子屈 B&B Hayashi (電話・メール確認):09091147055
 27日(土) 弟子屈
 28日(日):士幌町 緑風 (じゃらん 6月14日予約):01564-5-3630
 29日(月):富良野ホステル(メッセンジャー予約6月14日):0167-44-4441
 30日(火):富良野ホステル
 31日(水):富良野ホステル
9月 1日(木):富良野ホステル
   2日(金):むかわ ホテル四季の風(じゃらん 7月19日):0145-42-4171
   3日(土):苫小牧フェリー バリアフリールーム 出航:18:45 
   4日(日):帰宅
 見て頂ければお分かりのように今回は2泊する宿が3か所。再訪する宿が2か所。のんびりするのを第一にしています。もちろん、お気に入りの再訪場所もあります。
 千歳から音更の途中で鹿追町に寄り、大好きな神田日勝の絵を見に行きます。


 2019年8月の北海道旅行の投稿もぜひ読んで下さい。

 大好きなNHKBSの火野正平さんが自転車で旅をする番組「とうちゃこ」でこの春、北海道にはたくさんの「馬頭観音」がある事を知りました。この旅でも出会えればいいなあ。
 日勝の絶筆となったこの馬の絵が信ちゃんは「怖い」と言います。

(2019年8月)

×

非ログインユーザーとして返信する