2016年北海道車椅子旅行でのみっけもの:函館編(1)
ほぼ理想に近い宿富良野ホステル(http://furanohostel.sakura.ne.jp/japanese.htm)に出会った今回の旅。その他にも、大きな幸せな収穫がありました。
まずは函館。
函館と言えば五稜郭ははずせません。「五稜郭・車椅子」で検索すると「五稜郭タワー」に関する情報が中心になり、五稜郭そのものではありません。
五稜郭だけで検索すると、函館市のちょっと味気ないホームページ案内が現れます: 特別史跡五稜郭跡 | 函館市
私たちが目指すは、五稜郭の真ん中にある、火事で焼失した後、図面に基づいて約140年ぶりに6年前再建された箱館奉行所です。
五稜郭内は車では入れないので、駐車場を探さなければなりません。
さあ、どうしよう。すぐ近くに函館美術館があったので、
隣接する有料の駐車場に向かいました。
「車椅子用の駐車スペースはありますか?」と聞くと、暑い中、汗だくだくで案内をして下さっている老齢の警備員の方が、思いがけない事をおっしゃいました。
「一度この駐車場を出て、先を左に曲がると函館市芸術ホール(【駐車場について】函館市北洋資料館 / 函館市文化・スポーツ振興財団)がありますが、そこの事務局で許可書を貰えば障害者の方は裏口のスペースに無料で駐車出来ますよ」
な・ぬ! 無料!
「私たち、五稜郭に行くので直接関係ないのですが・・・」とこわごわ事務局の方に声を掛けると「ああ、観光客の方ですね」と慣れたもの。住所と氏名を書き込むだけで「駐車許可書」を頂きました。「車の外に置いておいて下さい」「外ですか?」「事務所が閉まる時間までにお戻りでなかったら、こちらで許可書を引き上げます」
おお、なんと太っ腹!
駐車場から五稜郭まではわずかな距離でしたし、駐車料金の心配がないのは、本当にありがたい。箱館奉行所をゆっくり見学して、帰りには五稜郭タワーにも寄って一休みしました。
その後駐車場への帰り道にある、最初の予定ではまったく考えもしなかった、函館市北洋資料館に寄ることにしました。
これが大当たり! 楽しい体験をしました。詳しくは函館編(2)で。
箱館奉行所の入り口の車椅子用のスロープ。カラフルなのが気に入りました。
かなり勾配が急だったので、係員の方に車椅子を押して貰いました。
押して貰った車椅子ですが、自分たちのものではありません。箱館奉行所で用意している車椅子に乗り換えるのがルールです。その写真も函館編(2)で。