車椅子旅行は楽しい!

パッケージ旅行とは違う、「個人でプランを立て」「自由な発想の」「安上がりな」「車椅子旅行のススメ」
「車を運転している時は、自分が左半身不随であることを忘れられる」と言う、13年前に脳出血で倒れ車椅子生活者となった夫との車椅子旅行は、幸せの宝庫です。

久しぶりのバス・電車を使っての外出(2)

 一ヶ月のご無沙汰です。ありがたい事に信ちゃん(夫です)共々仕事が忙しく、投稿が出来ませんでした。さて・・・ 


 10月中に三度、東横線 |東急電鉄

に乗りました。いつもは基本都内でも、信ちゃんが運転する車で外出する事が多い私たちには、電車に一ヶ月の間に3回乗るのはとても珍しい事です。


1) 渋谷へ: 映画『縄文にハマる人々』を見ようと。

2) 武蔵小杉へ: 第四回コスギカレーフェス2018で、珍しい、美味しいカレーを食べたくて。
3) 六本木へ: 話題の映画『ボヘミアン・ラプソディ』の試写会に。


 現在の東横線の駅にはどこもホームドア(ホームガード)が整備されています。久しぶりの東横線のホームドアを初めて見る信ちゃんは、言いました。「早く東急線だけではなく、都心の駅のホームの全てに取り付けられるといいね」。本当にそうだね、信ちゃん。

 自宅に戻ってからエレベーターの有無も調べると:バリアフリー設備の設置状況|東急電鉄妙蓮寺駅などの地上駅以外には、すべて設置されていました。下の投稿をした時とは、雲泥の差です。


 まずは久しぶりの渋谷駅。渋谷駅は使いにくいと初めから心の準備が出来ていたので、あまり腹は立ちませんでした。安藤なんとかという高名な建築家が設計した駅ですが、の事をこの方は真剣に考えなかったと断言しても良い。というか、健常者でも非常に使い勝手の悪い設計です。自然光を取り入れるために天井を吹き抜けにしたのまでは良いのですが、地下三階ある駅の出口からエレベーターまでは雨が降ると天井の脇からの雨で床が。水はけが悪くて地下のホームまで浸水して、電車がストップした事もありました。
 や~めた。こう書き続けても今更設計変更はないでしょうし。ただ、私たちのケアをしてくれた渋谷駅の係りの青年が歎いていました。
 の事を考えると頭が痛い。人手が足りないのです」


 次に武蔵小杉。ここは、何の問題もなく、スムーズでおいしいカレーとタンドーリチキンと久しぶりのビリを食べました。
 ビリって結構珍しいですよね。さすがカレーフェア。まだお試しのない方は、一度はご賞味を。要は、カレーの炊き込みご飯です(と言ってはいけないと、下のサイトに書いてありますが)。

 お好きな方も多く、みなさん力が入っており、協会まであります。

 帰り、武蔵小杉駅員さんに鉄道駅で初めて、「お手伝いをしますか?」と聞かれました。結構ビビリの信ちゃんは、「手数ですが、手伝って下さい」と答えました。武蔵小杉も私たちの駅もプラットフォームは一直線で、昇降の段差もほとんどなかったので次は信ちゃんに、二人だけで昇降しようと言うつもりです。スエーデンのストックホルムでは、最初から手伝いの申し出などはまったくなく、自分たちだけで昇降。乗るときに電車とホームの隙間に車輪がはまったのですが、即、近くにいた青年が引き上げてくれました。


 話がそれました。
 再び東横線のお話です。


 縁があり、話題の『ボヘミアン・ラプソディ』の試写状を2枚ゲットしました。ヤッタネ!車椅子の信ちゃんと自宅から夜出かけることはほぼ。まして映画を見ることは、初めて。
 私は数日前からどきどきでした。
 試写会場は六本木ヒルズにある、以前に何度か行ったことのある映画館だったので、我が家から六本木駅までのルートをいろいろ事前にイメージトレーニングをして・・・のはずでした。
 東横線から六本木駅に行くには、中目黒駅の同じホームの反対側にある地下鉄日比谷線に乗り換えです。
 中目黒のホームの横浜寄りには二ヶ階段エスカレーターの昇降場所があります。その二ヶ所は電車のホームの乗り降り場所が、狭くなっています。乗るときにはもちろん、見て狭い場所を避けられますが、降りるときには事前に狭くなっている場所の位置を知らないと、狭い場所に降りる事になります。
 そ・・て・・・・中目黒に到着して降りる時になり、ドアが開いて。ドアの向こうのホームの幅が、なんとか3メートルあるかないかでした。
 後で信ちゃんに聞くとりるとき、の壁(階段の部分)にぶつかるのではないかとかった」との事でした。私が先にホームに降りて、階段の壁の所に立って居てあげられればよかったのですが、車椅子に後ろから付いて降りました。また、にして、私が押せば信ちゃんは私がコントロールすると思い、怖い思いをする事がなかったでしょう。


 いくら事前に考え抜いても、車椅子の外出には、どこに相手が待っているかが分からない。経験をしました。でもこれって、もし信ちゃんが電動車いすのハンドリングをまちがえて階段部分の壁にぶつかっていたら、「自己責任」で、片付けられてしまうのでしょうか。
 あらためて考えさせられる電車を使っての外出でした。
 なんてちょっと偉そうに言いましたが、やっぱり一番思ったのは、
「信ちゃんとでまた、かけした~い!」


 ストックホルムの地下鉄のホームです。このくらいの段差だと自分たちで昇降するのが当然のようです。本文でも書きましたが、この段差に車輪が挟まれました。『郷に入れば郷に従え』なのか、日本だと絶対に慌てふためきそうですが、信ちゃんも私もスンナリ青年に手伝ってもらい、車輌に乗り込みました。

(2017年5月 ストックホルム市内から空港までの電車)