2019年最初の楽しい車椅子ドライブ旅行は沖縄に決定!
私たちの縄文にハマり具合はかなり重症・・・かな?
「2019年度最初の車椅子旅行は沖縄よ」と言うと、ほぼ全員に「沖縄にも縄文遺跡があるの?」と聞かれます。私たちの国内旅行はもはや仲間の間では、縄文遺跡と切り離せない状況になっているようです。
縄文の話をすると止まらなくなるので、まずはそもそも、どうして沖縄に行く事になったかを・・・。
寒いです。
今年が例年よりも寒いのか、私たちが歳を重ねているからか。とにかく私もですが、信ちゃん(夫です)は脳出血による左半身麻痺だけではなく、脳出血で倒れる一年半前に脳幹梗塞で倒れ、ワレンベルグ症候群
を発症しているので、頭の中で寒さ暑さに混乱がいつも起きているようです。その上の、このところの寒さ。
寒いなら、暖かい所に行けばいい。
暖かい所と言えば沖縄。沖縄はいいなあ。
沖縄と言えば、退職後に沖縄にマンションの1室を購入。頻繁に沖縄と東京を往復して、老後を満喫している仕事仲間だったゆ~うが~な友達が居ました。そこで久しぶりに、彼に電話をかけました。
「会いましょう。沖縄旅行の相談だったら、いつでも乗りますよ」
いつもはほとんど他力本願で(感謝をしながら)みなさんの好意に甘えている日々ですが、さすがに何の準備もせずに会うのもなあ、と考え、Google地図を開きまず、那覇市がどの辺りにあるのかを確かめました。次に、一番北の岬の名前は辺戸(へど)岬
と言うのかなどと、最低限の知識を頭に詰め込もうと大好きなブラウジングをしていて偶然、こんなサイトを見つけました。
ところで、今年の4月に楽しい四国車椅子ドライブ旅行に行きました。
四国行きは、徳島まで東京からフェリーが出ている事を知ったのも理由の一つですが、それ以上に信ちゃんはずっと、「瀬戸大橋を車で走りたい」と言い続けて来ました。大橋が出来てからですから、30年近く言い続けている事になります。
四国のドライブでの信ちゃんは、本当に嬉しそうに瀬戸大橋を始め、たくさんの橋のドライブを楽しみました。
「そうか、沖縄の橋を走るのもいいね」
早速信ちゃんに、沖縄の橋のサイトを見せて誘った所、「全部は回れないよね。お奨めを選んで」と言われて、6つの橋の場所をGoogle地図で1つ1つチェックしていたら、な、な、なんと、「海中道路」の先の伊計島に、仲原という縄文遺跡がありました。
早速、仲原遺跡を訪れた人のブログを探します。「ハブに気をつけよ」という警告立て札が立っていたそうです。
「海中道路」です。凄いですね。
本島のうるま市からこの海中道路を通り、宮城島を抜けて伊計島に渡るのですが、その伊計大橋も
赤くて素敵。これはもう、信ちゃん、走らなきゃ。仲原遺跡を見に沖縄に行かなきゃ。
沖縄や北海道への飛行機の旅はずっと、スカイツアーズにお世話になっています。今回もANA専門店で本社が沖縄のスカイツアーズの本島3泊石垣島1泊のツアーに申し込みました。昔、JALはANAよりも敷居が高く、私にはANAカードしか持てませんでした。
旅は1月末なので、二人で宿泊料込みで10万円を僅かですが切ります。
レンタカーはいつも乗っているフリードを、「たびらい」
という旅行予約サイトから予約しました。各社の料金比較も表示され、さらに、「たびらい」割引もあるので、今回は3日借りて2万円以下で収まりました。
大学時代、沖縄旅行をした時には往復はがきでユースホステルの予約をしました。あの時の手間と、予約確認のはがきがユースホステルから戻ってきた時の安堵感。ほとんどの旅行計画がオンラインで済んでしまう現在の便利さはありがたいですが、味気ない気もします。
ツアーのシステムとして追加料金を払えば、リゾートホテルにも宿泊できます。いつものように電話で信ちゃんが車椅子であることを伝え、その時の相手の声のトーン、言葉遣いなどで今回も候補の中から沖縄旅行のホテルを決めました。
まず、那覇市内のホテルは、沖縄に最初に出来た観光ホテル、その名も「沖縄ホテル」に決めました。
この従業員さんたちの写真を見て「ここに泊まりたい!」と信ちゃんは即決断。追加料金は二人で1,500円です。沖縄のディープな夜の街「栄町市場」
も歩いて数分。行った事がないので、楽しみです。
1日目と3日目をここにしたので、二日目はせっかくだから、一番北にあるホテルに行こう。予算オーバーになったらいつものように信ちゃんのヘソクリを当てにしようと
このサイトを見せながら、「追加料金は朝食付きで一番安い部屋が一人6,300円もするのだけど、どう」とお伺いを立てると信ちゃんから、「いいよ」と嬉しそうな返事が返って来ました。「せっかく沖縄に行くのだから」。
は、は、は、は。やったね。
最終決定の前にホテルに電話をして、一番安い「パームコテッジ」棟: パームコテージ|客室|沖縄リゾートホテル「オクマ プライベートビーチ & リゾート」<公式>: にそもそも信ちゃんが泊まれるのか、確かめなければなりません。電話で問い合わせると「入り口に全部で6段ほどの階段があります」
このような場合、中途半端な決断はせず、「すみません。入り口の写真を送って下さい」とメールを送ります。ホテルからは即、「先日の台風でまだ掃除が行き届いていませんが」という文面とともに写真が届きました。「お手伝いが必要ならばお申し出下さい」
信ちゃんに写真を見せると「つかまる所があるから大丈夫だよ」
おお、信ちゃん、理学療法士さんとの毎週の階段の上り下りの練習の成果を見せて貰いましょう!
先日、優雅な沖縄と東京の生活を楽しむ友人に会い、「海中道路」の話をすると、「ああ、あそこは結構穴場だよ」と言われました。私は自分の選択にしごくご満悦。さらに「伊計島に縄文遺跡があるのよ」と言うと、「灯台下暗しだ。今度行ってみよう」との返事でした。
長年旅行プランを立てていると、野生の勘が働くのです。
翌日には、「3泊4日の楽しい沖縄車椅子ドライブ旅行のルート」と言うタイトルが付いた、友人お奨めのプランがメッセンジャーに送られてきました。ホテルに近いお奨めレストランのリストも添えて。
持つべきものは、仕事が速くて気が利いて、実践的な友です。
今日は大晦日。みなさま、よいお年をお迎え下さい。
2019年も、「車椅子旅行は楽しい!」は続きます。
これは今年訪れた青森・小牧野縄文遺跡のFBからお借りした写真です。
このメガネ。遮光土偶がかけているものと似ていませんか? 私が今、一番欲しい縄文サングラスです。
(2018年12月 青森・小牧野縄文遺跡:縄文の学び舎・小牧野館)http://komakinosite.jp/index.php/info-riyo-manabiya.html



