車椅子旅行は楽しい!

パッケージ旅行とは違う、「個人でプランを立て」「自由な発想の」「安上がりな」「車椅子旅行のススメ」
「車を運転している時は、自分が左半身不随であることを忘れられる」と言う、13年前に脳出血で倒れ車椅子生活者となった夫との車椅子旅行は、幸せの宝庫です。

「タミフル飲んだら足がよく動く」

 親友から、「車椅子旅行は楽しい」とあなたたちに繰り返されても、「なんだかきれい事過ぎる、という気持ちが拭い去れないのよね」と、年明け早々に言われた私。
 以後ずっと、そんな親友の言葉をいろいろ考え・・・ぐずぐずしている間に、信ちゃん(夫です)が8度の熱を出しました。


 我がマンションは幸運な事に、なんと隣に診療所があります。早速お隣さんまで診察の予約を申し込みに行きました。1時間ほどすると携帯に自動電話で、「診察の順番が近づきました」という自動メッセージが来ました。最近は本当に、何でも便利になりましたね。待合室で待つ必要がなくなったのです。狭い待合室です。実に合理的です。


 信ちゃんを車椅子に乗せて待合室に到着すると、名前が呼ばれました。


 先生は、信ちゃんの顔を見て頭に手をやり、聴診器で胸の音を聞くと、細長い白い箱から長い棒を取り出し、目にも見えぬ早業で信ちゃんの左の鼻に差し込み、取り出した棒の先を何かの検査液に浸すと即、「インフルB型ですね」と診断しました。
 これまたほんとに手軽に検査をして貰えました。長い棒はぬぐい棒と言うようです。


 もともと今年に入り、風邪をぐずらせて少々体調不良が続いていた私。
 結局、二人でべてに状態がその後10日近く続きました。そして私は、やっと3週間ぶりに大好きな近所の商店街に出掛けました。いつもは自転車で行くのですが、まだ氷が滑ります。買い物かごをガラガラとひっぱりながらの買い物でした。太陽さんの光が気持ちよく、行き帰りで1時間近くの距離でしたが、楽しい散歩でした。


 その間信ちゃんは、ヘルパーさんとこれまた3週間ぶりに、近所の公園に出掛けました。おなじみのコギーを漕いで。 

 公園ではもう何年も前から将棋好きの方々が集まり、将棋を指しています。信ちゃんも将棋が大好きで、勝負に参加することはありませんが、脇で見学させて貰っています。今では、指し手のおじさんたちとも仲良くなり、大好きな時間です。
 そこで、信ちゃん、久しぶりに珍しい人に会いました。


 さんです。
 さんについては、三回にわたって書きました。
 さんは私たちが今ある、大恩人です。


 信ちゃんの「公園でひみさんに会ったよ」
 その一言で、ぽ~んと13に戻りました。
 そして「車椅子旅行は楽しい」とあなたたちに繰り返されても、「なんだかきれい事過ぎる、という気持ちが拭い去れないのよね」という親友の言葉への答えが次から次へと湧き出てきました。さんについては、書いても書いても書き足りないほどの思いがいつも溢れ出ます。


 で、信ちゃんとタミフル
 タミフルは薬です。薬というよりもドラッグって言った方がいいような。
 信ちゃんには強力に効きました。ドラッグをやったかのように、「叫びたい」と言って妙な声を発し、「ほら見て。足をぴょこぴょこ動かせる」と、廊下を何度も往復しました。
 インフルB型が去って行き、信ちゃんのドラッグによる変化も去って行きました。
 私の結論: タミフルって怖~い



 日本で一番低いー41.2度になった事もある幌加内町にある朱鞠内湖。現在は―11度ですが、湖は凍りつき、周りは雪に覆われて凄い事になっているでしょうね。
 蕎麦がとてもおいしい所でもあります。お世話になった宿の蕎麦も本当においしかったです。


(2014年8月末 朱鞠内湖は、日本一の人造湖だそうです)