Stockholm Food Tourへの道のり:スタート台に立つ
唐突に英語のタイトルで失礼します。
楽しい車椅子旅行を目指して苦労してやっとたどり着いた道だったので、つい、気取って英語にしてみました。
最近ではトランプさんがtwitterを使って情報発信をしまくっている事もあいまって、ちまたではソーシャルネットワーキング・サービスSNS
の使用率がうなぎ上りに増えているようです。
総務省のSNS利用率資料: 総務省|平成27年版 情報通信白書|SNSの利用率 を見ても分かるように、実に興味深い。これで2年前の調査結果ですから、今ではもっと使用率は上がっているはずです。
その中で、私はFB:フェイスブックを愛用しています。
ラインはたまたまかも知れませんが、まわりに「名義を乗っ取られた」友人が数人出たので、やっていません。
さて、FB仲間でもある古くからの友人と、たまたまもう何年も音信不通の共通の友人の話をした、去年のある日から数か月後~
彼から「彼女をFBのページでみつけました!」と言う、喜びの連絡がありました。
出会った頃は新聞記者だったその人から、まだ20代だった私は、信ちゃん(夫です)と共に、大きな影響を受けました。
イギリス人の方と結婚して息子さんと共に、イギリスに移り住まれた所までは聞いていたのですが、20年以上、音信不通でした。彼女は今、マンチェスターに暮らしています。
「で、あなたたち、いつマンチェスターに来るの?」
最初に出会った頃と変わらぬエネルギーを感じさせる、第一声(もちろんFB上でですが)でした。
信ちゃんにも私にも、もちろん異存はありません。
暖かくなってからと言う事で、5月15日から2週間の旅を計画しました。
早速パスポートを取り出して有効期限を見ると、6か月を切っています。最近はどこの国もパスポートの残り期限が短いと、入国チェックが厳しいそうです。
ネットで調べると、「有効期限内のパスポートの申請は簡単」である事を発見。バスに乗って有楽町にある交通会館まで、申請に行くことにしました。
久しぶりの外出です。当然、外出先で何を食べるかが大きな話題になります。
「とんかつが食べたい」
私は自宅では、揚げ物をしません。油の始末も面倒ですし、揚げ物をしている間に満腹になってしまうし。まあ、つまみ食いのし過ぎですね。
交通会館の地下一階には、口コミ得点の高い、とんかつ屋さんが数軒あります。
店の下見を兼ねて、地下にある車椅子トイレに行きました。
お店を覗くと・・・どこも入り口は狭く、店内も狭く、とうてい車椅子では入れません。結局、交通会館で食事をするのを諦めて、バス停のある日比谷公園へと歩いて行きました。桜も満開です。
すると・・・な・な・ん・と。
日比谷公園で地元めしフェス『クオーゼイ』をやっていました。
車椅子で入るにはどのお店も狭いので、交通会館でお昼にとんかつを食べるのを諦めた。ですがそのおかげで、全国の地元めしフェスに出会い、屋台めし大好きな私。北海道の海鮮丼と、大きなバター醤油しいたけに食らいつき、イチゴを凍らせて削ったものに練乳をかけた、贅沢なデザートをお腹に入れ、夕食用の、出雲の焼き鯖寿司を買い込みました。石見銀山の旅で大好きになった焼き鯖寿司です。
一週間後、パスポートを取りにまた交通会館に行くことになりました。事前にネットをチェックしても、申請の時のように都合よく、近くで食べ物のフェスはやっていません。
信ちゃんは再び「とんかつが食べたい」と言いました。
残念ながら、日比谷や有楽町駅付近にはとんかつ屋さんほんの数軒。どこもバリアフリーではないようでした。
さあ、どうしましょう。
2010年 西表島