車椅子旅行は楽しい!

パッケージ旅行とは違う、「個人でプランを立て」「自由な発想の」「安上がりな」「車椅子旅行のススメ」
「車を運転している時は、自分が左半身不随であることを忘れられる」と言う、13年前に脳出血で倒れ車椅子生活者となった夫との車椅子旅行は、幸せの宝庫です。

大雨の箱根の後の小田原は、思いがけない宝庫でした。

 歴史に詳しい方には、には興味深い場所や食べ物がいろいろあって、「でした」などと書くと、怒られますね。
 よ~く考えたら、江戸が栄える遥か前から、には長く豊かな文化が根付いていたのですから。


 友人の父上の写真展が開かれている箱根写真美術館 は、車椅子にはと・ん・で・も・な・い場所にありました。私の得意のgoogle地図のストリートビューで必死に検索したのですが、美術館へのアクセス方法がイメージ出来ませんでした。
 「写真美術館には駐車場がないので、強羅公園の駐車場に停めて下さい」と言われ、どうにかの中で急な坂を必死で登り、強羅まで到着しましたが・・・信ちゃん(夫です)は結局運転席から降りられず、友人が車まで会いに来てくれました。

 写真美術館までは30メートルもない距離まで近づいたので、まあ、許して貰いましょう。二人でを籠めて写真美術館の方に手を合わせました。


 翌日は朝から、前日の雨が嘘のように晴れ、喜び勇んでに向かいました。

 事前にの入場料無料の施設を探し、小田原文学館を目的地と決めていました。小田原文学館【小田原城街歩きガイド】
 文学館は三階建てですが、1階だけでも車椅子で見学出来るかな、など安易に考えていたのですが、敷居は高かった。結局、敷地内の尾崎一雄邸書斎にも小田原市 | 白秋童謡館などの興味深い建物のいずれの内にも入れませんでした。
 素晴らしいだったので行ってよかったとは思ったのですが、このままでは引き下がりたくない。
 ありがたい事に、小田原文学館駐車場には、ゆったりした車椅子用駐車スペースがあり、。そこで庭を楽しんだ後そのまま車を置かせてもらい、近隣を散策する事にしました。 
 駐車場から表の桜並木に出ると、近隣の案内図があり、「どれどれ」と見ながら「どこに行く?」と聞くと、しばらくじっと案内図を見ていた信ちゃんが嬉しそうに言いました。
 「ねえ、ねえ、外郎ってのがあるよ」


 外郎(ういろう)は名古屋のものだと思っていたので、「そりゃ珍しい」と早速、東海道に面している博物館へと向かいます。城の形をした建物に入ると、まず売店があります。試食をして・・・「おいしい!」 名古屋のういろうとは別物です。

 お土産の外郎の袋を信ちゃんの電動車椅子の後ろにかけ、先へと進むと、かまぼこ屋さんがありました。「たこてん」ののぼりがはためいています。小田原かまぼこ 山一蒲鉾店 « 日本青年会議所 全国大会 小田原・箱根大会 です。たこてん大好きの私は、すぐに2袋お買い上げです。
 さらに進むと、いろいろな名産を扱うお店がありました。

 店のおかみさんに「山一のたこてんに、うちのわさび漬けをつけて食べたら最高だよ」と勧められ、自家製の量り売りのわさび漬けを買いました。
 と、その時・・・「洋食」の看板! が目に入りました。
 朝たらふく食べたのですが、さすがに1時半を過ぎていたので「行って見よう!」
 これまた、小田原らしい店にぶつかりました。ちょっと高かったけれど、思い切って入ってよかった。


 ということで・・・
 ういろうに出会い、たこてんを買って、それにつけるわさび漬け。最後に見事なに出会えました。それもこれも、車椅子だったから可能でした。
 普通に、小田原文学館にある複数の建物でゆっくり館内を見て回っていたら、それだけで満足して疲れてしまい、外郎博物館に、ノコノコ足を運ばなかったでしょうから。


 信ちゃん、よかったね車椅子で。建物の中に入れず。
 楽しい、
の車椅子旅行になりました。

信ちゃんは車椅子になってから以前にも増して自然と向き合うのが大好きになり、この時も、私は気持ちが悪いとすぐに水槽から離れましたが、じっとイトーの動きを楽しそうに観察していました。 

(2014年8月)最近よくTVでも紹介されている、北海道留辺蘂町にある「山の水族館」北の大地の水族館 -山の水族館- | 公式ホームページ