車椅子旅行は楽しい!

パッケージ旅行とは違う、「個人でプランを立て」「自由な発想の」「安上がりな」「車椅子旅行のススメ」
「車を運転している時は、自分が左半身不随であることを忘れられる」と言う、13年前に脳出血で倒れ車椅子生活者となった夫との車椅子旅行は、幸せの宝庫です。

あと、20年以上車椅子旅行が楽しめる!

 信ちゃん(夫)の両親も私の両親も共に、亡くなってかなりの年月が過ぎました。
 ですが、信ちゃんの父親の弟である叔父がなくなってからも、つれ合いの叔母とはずっと季節のあいさつ状や歳暮を送るなどの付き合いを続けてきました。そんな叔母から年末に所用で電話を受け、信ちゃんは13に三人で昼食を一緒に食べようと約束しました。
 磯子に一人暮らしの叔母は90歳。高齢の叔母と車椅子の信ちゃんが共に食事が出来るところを、あわてて探します。
 得意のネット・ブラウジング「磯子 グルメ 車椅子」で検索をして、このような

サイトを発見。次に、その中からどのお店にするかを考え、
1)場所
2)値段
3)メニュー
の優先順位でチェックをして「奴」に決めました。

 お店に電話を入れると、「駐車場は早めの入店なら店の前にあります」とのこと。さらに「正月ですので、事前にメニューを決めて下さい」と言われました。
 ここで、ちょっと「エエ恰好しい」の信ちゃんだと一人4,000円前後のコースを頼むところでしょうが、質実剛健な私はのそれぞれ単品。それに弁当を頼みました。相手が何が好きか分からない場合、自分の好みを優先するのが我が家の伝統です。 
 これで約6,000円。散財をしてしまった、という後ろめたさを感じないで済む額です。お正月ですし。
 の蓋を開けた信ちゃんが「おっ」と声を上げるほど、ご飯の上にぎっしり詰まった鰻は、ほっくり柔らかくておいしくて、たいしたコストパフォーマンスでした。他の二品も充実していて、どれも三人でシェア。誰もがおなか一杯になりました。


 話はこれからです。
 支払いの段になり、出口の精算カウンターに行くと店の人が「もう頂いています」と言います。「
 店に入ってすぐ、私が信ちゃんをトイレにバタバタ運んでいる間に叔母は、店の人に一万円を手渡したそうです。
 ですねえ。
 ここで、支払いについての押し問答をするのも無粋だと思った私は、信ちゃんの顔を見て言いました。「叔母さん、大衆演劇が好きだといいね」
 叔母は大きく反応して、私の方を見ます。
 「2月になったら泊りでを見に行くのだけれど、一緒に行きませんか? 招待します!」
 叔母は嬉しそうでした。「トイレが近いけれど」「それは信ちゃんも同じですからご心配なく」


 90歳の叔母と3人で、2月に入ったら甲府への車椅子ドライブ旅行(大衆演劇については「ぼく、上を向いて寝ている!」 - 車椅子旅行は楽しい!を参照して下さい)に行くことになりました
 いつまで車椅子旅行が続けられるか、年々、ちょっとことも増えていたのですが、叔母のおかげで自信が湧きました。
 カクシャクとした叔母という具体的が目の前に現れたのです。叔母と同じように生きて行けるのなら、な、な~んと、あと20年以上は車椅子旅行が可能です。
 これはい・です。


 叔母との大衆演劇を楽しむ高齢者と行く車椅子旅行の報告、早くお伝えしたいものです。


 出雲市駅から出雲大社駅までの一畑電車の車中で出会った「しまねっこ」ちゃん。しまねっこちゃんは、私たちの大好きなゆるキャラです。


(2014年5月)