実は突然、久米島に行って来ました。(三)
めちゃめちゃに船酔いをして、私は胃を空っぽにして、久米島に到着しました。
発見! あれほど苦しんだ船酔い。地上に足を下ろすと即、消えます。
乗り物から降りると信ちゃんが一番最初に直行するのはトイレです。のんびり所要を足していると、船や飛行機の到着時間に合わせて出発する市内への、接続バスなど通常は間に合いません。旭川空港では優しいANAの方がバスのドアを押さえ、優しいバスの運転手さんが出発時間を融通してくださいました。
久米島では初めから、路線バスの時間には間に合わないと思っていました。
次のバスにすればいい? いえいえ、それは無理です。
1日に運行される数は6本。1本逃すと次は3時間後になります。
船から乗船の時と同じようにプロの手で地上に信ちゃん(夫です)は運搬して貰いました。同じような写真ですが、これは下船の写真です。
さてさて、持つべきものは優しく賢い友!
友人の手配で、ホテルまで乗せていただく私たち専用のバンが、埠頭に待っていました。
ホテルに到着すると、玄関の脇に、これが待ってくれていました。
Chair Boat(チェアボート)です。砂浜だけではなく水陸両用なので、これに乗れば海の中もスイスイです。
このチェアボート、
沖縄初の水陸両用車イス、チェアーボート。
鉄工所から鉄考所へと、さまざまなアイディアを製品にする志に溢れた、沖縄県南風原大名にある大名鉄工所の島袋さんの深い思いから、2006年に生まれました。その誕生物語は、とても興味深いものでした。
どうやってチェアボートを見つけたか、ですか?
それはもう、私がネットブラウジング・オタクで高度な検索の結果・・・・だからではなく、シンプルに「久米島・バリアフリー・画像」と検索したら、このようなページが見つかったのです。
早速、久米島観光協会にメールを送りました。するとすぐに「ホテルにお届けしておきます」との返信がありました。
沖縄本島のサイトを見ると、レンタル料が必要ですが、久米島観光協会は無料で貸し出してくださいました。
久米島にある久米島馬牧場 - 久米島馬牧場 では、このように馬と水中散歩が可能で、馬がチェアボートを引っ張ってくれることもあるそうです。
信ちゃんもこのようにチェアボートに座りホテルの方に、砂浜まで三日間の滞在中、二度連れて行って貰いました。
海老好き信ちゃんの久米島でのもう一つのお目当て。それは車海老です。
ホテルから歩いて30分ほどの観光名所畳石
の帰りに、ちょっと足を伸ばして車海老の養殖場
に寄りました。二人で養殖場を覗いていると、男性が近づいてきて、「車海老は夜行性なのだよ」など、気さくにいろいろ話をして下さいました。そして最後に「よかったら試食して行きなさい」と。
やったね。
道路の反対側の事務所に行き、
生の車海老を食べさせてもらいました。事務所までは急なスロープでしたが、行きも帰りも、大柄の社員の方が車椅子を押してくださいました。
この時期、生の車海老はなかなかクチに出来ないそうです。
私たちは、幸せ者です。
車椅子である事で、普通の観光客の方よりもみなさん、気軽に優しく声をかけてくださるのではと、勝手に喜んでいます。
久米島での楽しい車椅子旅行は、まだ続きます。
ウェストロサンゼルスの丘の上に建つ、ザ・ゲッティセンター | Visit California からフリーウェーを見下ろすの図。日本はいつになったらアメリカのように、有料高速ではなく、無料(フリー)高速になるのでしょうね。
(2008年 1月 ロサンゼルス・ザ・ゲティーセンターの丘から)





