この一か月で九州4泊5日と3泊4日の宇都宮の旅に(中編)
そもそも、何故今、宇都宮?
答えはシンプルです。私たちはTVの旅番組に簡単に影響されます。以前は日野正平さんの人気TV番組『とうちゃこ』のファンで、その植物や動物などの自然への関心と知識に感嘆し、正平さんのお気に入りの場所や店などには、自分たちも行ってみたいと思ったものです。実際、何か所か、いくつかのお店も訪れました。
その一例が四国高松市の四万十町にある「うなきち」の「鰻」です。とても美味しかったのですが、信ちゃんは生まれて初めてそのお店で、鰻の頭にかぶりつきました。

今回はNHKの朝の番組で「宇都宮動物園」の紹介があり、その中でワオキツネザルが登場したからです。

ワオキツネザルと初めて出会ったのは、スペイン・バレンシアの旅で、世界的にも有名なアフリカ大陸の動物に特化した動物園
のマダガスカル島セクションで、3メートルほどの高さの生垣の間を歩く私たちの頭上を、自由に飛び回る彼らでした。飼育係りなど、スタッフを見かける事のない動物園でしたが、そこだけは若い女性飼育員が立っていました。「何故?」と聞くと、旭山動物園のように、動物に触ろうとする客が居るとのことでした。どこにでも居るのですね。そんな不遜な客。
以来、日本でもワオキツネザルに会えないかと探し、今年の4月に名古屋の東山動物園に会いに行ったのですが、暖かいマダガスカルにだけに住むワオキツネザル。寒さで一瞬だけ顔を出してくれただけで、しっかりと見る事が出来ませんでした。ぬいぐるみは買いましたが・・・。
東山動物園の名誉のために一言:障がい者手帳の提示だけで切符を買う事もなく、無料で二人で入場する事が出来ました。このような経験、初めてした。バレンシアでは「日本の障碍者手帳が有効のはずないよね」と言いながら入口に近づくと、切符売り場の女性が身を乗り出し、信ちゃんの車椅子姿を見て、半額にしてくれました。ニコっと笑顔をみせながら。
さて、

には宇都宮駅からノンステップバスに乗って20分ちょっと、そこから10分ほど歩きます。市内を離れるとバスは、素晴らしい並木の日光街道を行くのですが、降ろされたバス停の前の道は舗装されていないがたがた道で、一瞬「ウソー!」と、慌てました。ただ反対側にもバス停があり、その近辺は舗装されていたのでほっとはしました。
降りたバス停のすぐ先には廃墟に近いパチンコ店だったようなビルがあり、運転手さんの「動物園は次の信号を右折した先です」の言葉を信じ、土手に近いような道をガタゴト、こわごわ進みます。途中、電動車椅子独自では登り切れないところもあり、私は必死で押しました。
市バスに乗り、自分たちだけで宇都宮動物園に来た「車椅子生活者」はこれまで何人いたのでしょう?などと「ブータレ」る訳にも行かず、とにかく前進あるのみでした。
興味のある方は宇都宮動物園の地図を開き、日光街道の両脇の映像を見てください。
よく頑張りましたねと、きっとみんさん、褒めて(または物好きだねと言って)くださると思います。
動物園ですか?小さな小さな動物園ですが、動物が近く、2つあるお店は「明治村」とは違いとてもリーズナブルな値段で、信ちゃんは大喜びで「イチゴミルク氷」600円をぺろりと食べてご機嫌でした。

写真のようにどの動物たちともこの近さなのです。写真を撮る直前まで若いカップルが、ポテチを首を大きく曲げるキリンたちに、食べさせていました。
ワオキツネザルですが、信ちゃんの薬を貰いに行く、もう長い付き合いの薬剤師さんから、何気なく「宇都宮動物園にワオキツネザルが好きで会いに行く」と話すと、思わぬ情報を教えて貰いました。
「無料です。ただ売店などはないし4時には閉園するので、お弁当を持ってのんびりしてきてください」

さあ、またまたワオキツネザルに出会えます。
次は、もう一つ。宇都宮になぜ、信ちゃんが前々から行きたかった理由。それを後編でお話します。もちろん、餃子の話ではありません。
よろしければ、バレンシアの旅については2018年6月10日から3回投稿しました。覗いてみて下さい。私の青春の地です。1年、留学していました。そして帰国して4日後に、信ちゃんと出会いました。