車椅子旅行の贈り物: 「心」は強化出来ます
車椅子旅行の中でこれまで貰った贈り物の中で、何が一番大事なプレゼントだった?と聞かれたら・・・
「いろいろな場所で出会う、いろいろな立場の方、特にボランティアの方々の好意を素直に受けとめ感謝する『心』を会得した事」・・・だと書きました。
私たちの車椅子旅行は初め、「身構え」、時には「恐れを抱き」、結果に「戸惑う」。その繰り返しでした。ですが、旅行をし・ぶ・と・く・どんどんノー天気に続けて行く中で、「身構える」代わりに「身を任す」ことを覚え、「恐れを抱く」代わり「どんな事が待っているのだろう」と期待を抱き「好奇心」が持てるようになり、その結果に「戸惑う」代わりに、結果がどのようなものであれ、「素直に受け入れられる」ようになりました。
そ・う・し・て・・・「車椅子旅行は楽しい!」と今は、ストレートに思います。
信ちゃん(夫)は、そんな私たちの「心」の変遷を、柔道の話に例えます。
「最初は相手の攻撃(好意・善意・サポート)をもろに受けるから、投げられてしまう。傷つくこともある」
「受け身の練習を重ねて行くと、相手の動きがある程度予測でき、気持ちよく床に転がるようになる」
なるほど。
信ちゃんはさらに続けました。
「それにね、気持ちよく床に転がらせてくれない攻撃相手には、最初に『ありがとう』と言って、攻撃の手を緩めさせればいいのさ」
うーん。我が夫ながら、信ちゃんは本当に(あまり好きな言葉ではないが)「甘え上手」です。
なあんて、ここまで書いていてTVを見ていて、熊本県知事が今回、全国のみなさんのせっかくの支援をフルに活用できなかったのは、
1)神戸・淡路大震災の経験や東日本大震災の教訓を生かせず、
2)支援を受け入れる「受援力」が欠如していたからだ。
そ・こ・で・・・
3)可能性の高い南海トラフ地震に備えて三重県は今、「受援力」強化を進めている。
と話していました。
そ・う・か・・・私が言いたかったのは、これだったんだ!
キーワードは「受援力」!
受援力ノススメ(パンフレット):pdfファイルを開いてください。
file:///C:/Users/nor7/Downloads/%E5%8F%97%E6%8F%B4%E5%8A%9B%E3%83%91%E3%83%B3%E3%83%95%E3%83%AC%E3%83%83%E3%83%88_0307.pdf
パンフレットには、
「どんな時代でも”助けたくなる人”になる10の法則」
が書いてあり、そのNO.3は「最初からありがとうございますと言う」という法則です。
信ちゃんと同じ事を言っています。我田引水ですが、信ちゃん、えらい!
受援力に関するサイト:今日は、これらを読もう。楽しみ!!!
1)http://www.bousai-vol.go.jp/juenryoku/
2)
3)消防防災科学センター
比較的新しいコンセプトなのでしょうか。「受援力ノススメ」以外、どうもお堅い説明ばかりです。
次回は、車椅子旅行がいかに「受援力」(「心」)を高める役に立つかを書きます。そのほとんどは、人との出逢いから。人間、だあーい好きです。
信ちゃんは倒れてからコーヒーはストップ。私はもともとコーヒーは飲みません。紅茶党の私たちは普段茶葉にポットで、ティーバッグは飲まないのですが、思わずラスベガスのWynnホテルでお土産に買って帰ったほど、ユニークなティーバッグでした。味も悪くなかった。
アップルパイ・アラ・モードの写真もご一緒に。(2007年1月)