車椅子旅行は楽しい!

パッケージ旅行とは違う、「個人でプランを立て」「自由な発想の」「安上がりな」「車椅子旅行のススメ」
「車を運転している時は、自分が左半身不随であることを忘れられる」と言う、17年前に脳出血で倒れ車椅子生活者となった夫との車椅子旅行は、幸せの宝庫です。

車椅子旅行の理想の宿とは: 温泉宿編

 信ちゃん(夫)が脳出血で半身不随になる前、大好きでよく通った温泉があります。伊東と下田の中間あたりの東伊豆町にある小さな北川(ほっかわ)温泉です。
 今の信ちゃんには残念ながら、絶対に入れない温泉となってしまいましたが、「こりゃあ良さそうだ」と思った方。本当に「こりゃあ良い!」なので、お勧めです。

 どうしてそんなに気に入ったのか?
) 波打ち際にあり、大島が目の前によく見える。
) 混浴。
) 水着は不可。女性はを巻いて入る。
 私たちが通っていた10年前までは大小ある湯船は共に混浴でしたが、現在では小さい方は女性専用だそうです。時代ですねえ。
 数キロ離れた北にある、「」で有名な大川温泉(東伊豆 大川温泉 「公共露天風呂」 | ひなびた温泉探検隊)も趣のある波打ち際の混浴温泉ですが、水着可なのが残念です。
 定宿だった大屋丸(伊豆北川温泉 旅館 大屋丸)も、今の私たちには宿泊不可能ですが、いつか訪れる日もくるでしょう。


 、車椅子旅行者の温泉の宿です。


 車椅子旅行者でも入浴出来る温泉宿は決して少なくありません。「東京都休養ホーム事業」(詳しくはこちらをお読みください)

の宿にも温泉の宿がいくつかあります。
 全国の温泉情報を網羅している「ゆこゆこ」のバリアフリー情報の量と検索しやすさち密さには脱帽です。

 旅行に出る時には必ず、しっかり参考にさせて貰います。
 で・す・が・信ちゃんは、北海道のほぼ中央、帯広の北に位置する「しほろ温泉プラザ緑風【公式ホームページ:最安値】オフィシャルホームページ」がどこよりもお気に入りです。2013年、2度目の北海道車椅子ドライブ旅行で訪れた温泉で、2014年にも再訪しました。
 何故か
) 普通の家族風呂のような作り。
) 中央に設置された手すりのパイプの高さ・太さ。
) 湯船の大きさ。
) 湯船への階段の蹴上げの高さと踏み面の広さのバランス。
) 脱衣所の大きさ。
) 温泉の湯の肌触り
 そして、私たちには大事なポイント。料金が安く、バリアフリールームに宿泊出来て・・・
 ? 今料金をチェックしたら、バリアフリールームだけ高い
 以前はそんな事がなかったのに。で・・・メールボックスをチェックしたら、「今現在は、お一人様7500円のビジネスプランでバリアフリーのお部屋を仮押さえ致しております」という2013年の宿からのメールが見つかりました。そういえばあの時は、直接電話をかけて値段交渉をしました。


 これからはどんどん、バリアフリールームだけ高い値がつくような温泉宿が増えるのでしょうか。ビジネスプランと言う名の、安い料金設定が消えて行くのでしょうか。
 負けないぞ! 
 温泉大好きな信ちゃんのためにこれからも、湯船への階段の蹴上げの高さと踏み面の広さなどが適切な温泉宿を求めて出かけて行きます。


 東京都休養ホーム事業指定の宿、「那須高原バリアフリーの宿 || ガストホフ・エール | 那須高原にあるバリアフリーのペンション"ガストホフ・エール" 家族連れから障害をお持ちの方までご満足いただける宿を目指しています。
 一瞬、どこの宿なのだろうと思ってしまう、イギリスのB&Bのような趣のガストフ・エール。苦労して露天風呂に入りました。今ならば、もっと楽しめたでしょう。温泉ではないのが残念です。

(2010年6月)

 
 

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