車椅子旅行は楽しい!

パッケージ旅行とは違う、「個人でプランを立て」「自由な発想の」「安上がりな」「車椅子旅行のススメ」
「車を運転している時は、自分が左半身不随であることを忘れられる」と言う、17年前に脳出血で倒れ車椅子生活者となった夫との車椅子旅行は、幸せの宝庫です。

2020年の最初の車椅子旅行。

 私たちの今年最初の車椅子旅行は例年通り、信ちゃん(夫です)の会社の新年会をかねた一泊旅行でした。
 信ちゃんの会社は、コンサートやイベントの音響の仕事に関わる社員6人の小さな会社です。ありがたい事に、信ちゃんが脳出血で倒れ左半身不随の一級障害者になった時も、311で多くの小さな同業者が6ヶ月以上、キャンセル料が支払われない仕事のキャンセルが続き営業が続けられなくなった中でも、乗り切ることが出来ました。
 今年で創業45年になります。
 「継続は力り」ですね。


 仕事柄、信ちゃんたちはみなさんが休まれる時期が一番忙しい。最近は交代で出来るだけ休みを取れるように配慮していますが、信ちゃんがばりばりの現役の時には、
 GW
に仕事が集中し、休みがない日が続きました。そこで私はいつもそんな時には信ちゃんの仕事現場にペタンとくっつき、アシスタントのような顔をして
 東武動物公園 公式サイト|遊園地・動物園・プールの融合したハイブリッド・レジャーランド 
 水と緑の遊園地 としまえん |水と緑の遊園地 としまえん
などに行き、ちゃっかりライドなどに無料で乗って楽しんでいました。です!!


 最近はGWやお盆には比較的仕事が少なくなりましたが、年末は違います。2019年12月31日には例年通り社員がカウントダウンのコンサートやイベントの現場で働き、それぞれの仕事が終了したのは元旦でした。
 仕事初めは3日から。1日半の正月休み。ですが一週間も過ぎると少し落ち着くので、信ちゃんが倒れてからは毎年、1月6日から10日辺りに社員の家族も参加して一泊の新年会を持つことにしました。
 この時だけは私は、信ちゃんのケアをすべて優しい社員に任せられるので、新年会の車椅子旅行は、大、です。


 この新年会。この5~6年は、宿泊先のホテルや訪問先も含めて、毎年まったく同じスケジュールを繰り返しています。 
 まず会社に集合してお神酒で乾杯。それから三々五々、車に乗ってホテルのある三浦海岸に向かいます。次の集合場所は三浦海岸に面した

です。
 お昼を食べて宿の
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に向かいます。
 ここでの最初のハイライトは温泉プール

で、信ちゃんはお湯に浸かりご満悦です。その後はそれぞれ温泉に入ったり、卓球をしたりと自由に過ごし、7時からはいよいよみんなが楽しみにしている夕食となります。夕食は鮪と

蟹の

食べ放題のビュフェです。
 蟹は北海道出身の社員が、私たちのために見事な技で殻を取ってくれるので、私たちはそれをひたすら食べるという、大変幸せに浸ります
 食後は子供たちを寝かせて一つの部屋にみんなが集まり、飲みながらUNOを楽しみ、私たちは12時に就寝。みんなは3時半まで音楽を聴きながら酒を飲みながら談笑するのが常だそうです。
 朝食後は川崎大師に向かう途中の三浦街道にある

の野菜販売所

に寄ります。今年はおばあちゃんは留守でしたが、毎年彼女に会うのも楽しみです。去年は寒くてまだ育っていなかった芽キャベツが今年は売っていたので、飛びつきました。芽キャベツがどのように生えるのかを、ここで始めて知りました。
 次は川崎大師ですがまず、ホームズ川崎大師店 | 家具・ホームセンターの島忠・HOME'S(ホームズ) シマホ を目指します。車椅子用駐車場が2台分、一階の正面にあり、比較的空いているからです。それと、三浦から走ると川崎に到着する頃には一度、信ちゃんは必ずトイレに行く必要があります。
 車を無事車椅子用スペースに駐車し、トイレにも行き、少し歩きますが、川崎大師へと向かいます。このような時、男性社員が積極的に信ちゃんの車椅子を押してくれるので私は楽チンです。電動車椅子は使いません。人が多いので、手押しの方が動きが自由に出来るのです。

川崎大師Webサイト
 川崎大師では毎年、会社でまとめて交通安全のお守りを買い、それぞれがおみくじを引くのですが、今年はなんと、3人が大吉を引き、「これは春から縁起がいい」とみんなで大喜びしました。
 その後は、川崎名物の葛餅をいつもの「恵みの本」で買い、

次にこれまたいつもの「雷神堂」で手焼き煎餅専門店 - 川崎大師雷神堂 

でお気に入りの黒胡椒せんべいを買い、島忠ホームセンターに戻りフードコートで、お昼をそれぞれ食べます。解散する前、最後に、入社した時は二十歳でしたが今は二人の娘の優しいお父さんの一番年上の社員のおごりでそれぞれが好きなフレーバーを申告して、12個入りのサーティーワン・アイスクリームのバラエティパックを食べました。

 このルーティーンをもう5年以上続けています。


 帰宅してパジャマに着替えた信ちゃんが言いました。「お年玉を貰う時、子たちがおとなしくきちんと並んで待つ姿を見せて貰えたけで、本当に幸せだった。これまでどんな仕事をしてきたかなて、どうでもいいよね」
 「そうだよ、信ちゃん。それもこれも信ちゃんが左半身不随になり新し世界に生きているからだよ」と私は、神様に感謝しながら心の中でつぶやきました。


 さあて、5月には一大決心をして貯金を下ろして出かける「ドナウ川クルーズ」の前に、どんな車椅子旅行をしましょう。今年も本当に楽しみです。


 羊が好きで、マザー牧場にはよく行きます。19号台風で、この会場も屋根が飛んだそうです。久しぶりに、羊ちゃんたちに会いに行きたいなあ。

(2014年4月 千葉・マザー牧場|花と動物たちのエンターテイメントファーム

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