青森・三内丸山遺跡をめざす旅(1)
以前、「1万年以上平和が続いた、世界に類を見ない縄文時代に心惹かれる」と書きました。その思いがさらに深まったのは、能登半島の旅で偶然立ち寄った真脇縄文遺跡: 国指定史跡真脇遺跡 との出会いでした。
今年一部では、縄文文化ブームが起こっているそうで、映画「縄文にハマる人々」が製作され、その公開も二日後に迫りました。
東京国立博物館でも、縄文特別展が始まります。
はやり物と言うか、そうなる一歩手前の物が大好な私たち。そこで・・・縄文が大ブームになる前に・・・この暑さの中を縫って、信ちゃん(夫です)と三内丸山遺跡: 公式ホームページ 特別史跡「三内丸山遺跡」をめざす旅に行く事に決めました。大ブームになるかどうかは何の保証もありませんが。
私がごちゃごちゃ、どんなルートで三内丸山遺跡まで行って帰ってこようかと考え始めた6月初め、信ちゃんが何の脈絡もなく、「八郎潟が見たい。男鹿半島の突端に行きたい。秋田市内以外、秋田県については何も知らない」とつぶやきました。
そんな時、新潟出身の親友が新潟県立歴史博物館: 常設展示 | 新潟県立歴史博物館公式サイト の縄文文化関連の常設展示はなかなかのものよと、教えてくれました。
それまで東北観光のさまざまなサイトを見ながら
「東北は広いな~あ」と、どこから手を付けて良いか戸惑っていた私には、神の声でした。
さらに神の声がもう一つ、近くから聞こえてきました。信ちゃんの山形出身の理学療法士の青年が、「大学三年の時にデートで行きました。潰れそうだったのに、クラゲに特化する事で、今では人気スポットです。お勧めです」という加茂水族館を教えてくれました。
ついでに、近くの有名なラーメン店も。
ということで、初日はまず県立博物館のある新潟の手前の長岡に向かい、宿はそこから1時間ほどの燕三条に決めました。
初日としては約300キロの長距離となりますが、「大丈夫?」と聞いたら「高速を走るから大丈夫」との事で一安心。
燕三条から男鹿半島までは途中で二泊してのんびり日本海に沿って北上します。
宿を取った村上市とにかほ市についてはまったく知識がないので、これから大好きなネットブラウジングでいろいろな出会いを探したいと思います。(宿を決めた経緯は、次回)
何故長岡ではなく、燕三条の宿にしたのか。それも、駅前周辺の数あるビジネスホテルでも、少々お高いワシントンホテルにしたのか。
それは、ホテルがイオン県央店と同じビルにあり、道路を隔てた前が燕三条の道の駅だからです。
信ちゃんが疲れて、ホテルにチェックインして「もう部屋を出たくない」と言っても即、夕食をイオンに買い出しに行ける。便利です。そして、それ以上に私が心惹かれたのはホテル前の道の駅です。ここの道の駅は他の道の駅とは異なり、燕三条地場産センターでもあります。
実は前述の親友が県立博物館の話と一緒に、得意げに、「私、燕三条産のパエリア鍋を持っているのよ」と言ったのです。ナ・ヌ! パエリア鍋とな!
スペインのバレンシア帰りとしては、パエリア発祥の地バレンシアでパエリア教室に通ってパエリア作りを学んだ身としては、上等なパエリア鍋をどうしても手に入れたい。いや、手に入れなければ!
縄文は大事ですが、パエリア鍋も大事です。
で例年8月の後半は北海道の楽しい車椅子ドライブ旅行が定例でしたが、今年の8月末は東北ドライブ車椅子旅行を楽しみます。
続く・・・。
初めて北海道にドライブ旅行に行った時、苫小牧のラーメン屋のお兄さんに勧められて行き、大いに気に入ったきのこ王国:きのこ王国 大滝本店 の隣りにあったドライブスルー動物園。入園料500円。信ちゃんは妙に気に入り、翌年も100円のキノコ汁と一緒に楽しみにしていたのですが、閉鎖されていました。
(2012年 北海道 支笏湖から洞爺湖へ抜ける国道276号沿い)
