車椅子旅行は楽しい!

パッケージ旅行とは違う、「個人でプランを立て」「自由な発想の」「安上がりな」「車椅子旅行のススメ」
「車を運転している時は、自分が左半身不随であることを忘れられる」と言う、13年前に脳出血で倒れ車椅子生活者となった夫との車椅子旅行は、幸せの宝庫です。

青森・三内丸山遺跡をめざす旅(2)

 私たちはこれからもどんどん旅を楽しみたい。そこで常日頃から節約に励んでいます。ですがどうしても旅程作りでは一生に一度だろうと自分に言い訳しつつ、つい「気が大きく」なってしまう。そこで旅の費用にはついてはさらにつましく、つましく・・・原則を厳守するように努めています:
 1) 宿は1泊2食付きで一人1万円以下を旨とする。
 2) 高速は使わない。(今回はフェリーを使わず陸地を行くので例外です


 ところが、普通にネット検索して見つかるバリアフリーの宿は困ってしまうほどに高い。バリアフリールームも高い。その上私たちは、ちょっと癖のある個性的な宿が好き。いつも書いている、北海道を中心に広がる宿のような。

 すべてのとほ宿がバリアフリーではありませんが、どの宿もとても協力的で、気が付くと車椅子の信ちゃん(夫です)がちょこんと食堂に収まっています。とほ宿でなくても、去年出会って一番のお気に入りになった、羅臼と根室の間の標津町の草原の真ん中にある万月堂。

 ご主人がその場でスロープを3つささっと作り、車椅子が出入りできるようにして下さったエピソードは、

で書きました。久しぶりに読み返したのですが、何度読み返しても、本当に幸せな体験でした。


 地図を見ながら、燕三条から男鹿半島の間で村上市とにかほ市の二か所に泊まる事に決めたものの、大好きな旅のサイト「旅行と旅のクリップ」: https://www.clipit.jp/ でもほかの旅行サイトでも、で納得の宿を見つける事ができませんでした。
 このような場合のいつもの手段。それは、直接観光協会に問い合わせる事です。
 村上市観光協会に、次のような問い合わせのメールを出しました。


「初めまして。
 脳出血で左半身不随の車椅子の夫が運転する車で東京からこの夏8月のお盆の後、東北を周ります。地元のおいしい料理を食べさせて頂ける村上市内の民宿を探しています。
 部屋が

1) 一階にあり
2) ベッドの洋室
だと大変ありがたいのですが・・・二階の部屋でも、階段の右側に手すりがあれば大丈夫です。夫には一日運転した後に、二階まで上がって布団で寝起きする体力は残っていません。これまで5回、北海道ドライブ旅行を楽しみました。ご家族の、簡易ベッドやソファをお借りするケースも何度かありました」
 
 二日後、観光協会の伊藤さんから返信がありました。


「・・・民宿ではありませんが村上駅前にある「石田屋旅館」にはベッドの部屋が1部屋あります。ただし、お部屋が2階になりますので階段(手すり有)を使っていただくことになります。階段は急ではないとのことですが段数があるようで『ちょっ大変かも…』とのことでした。お食事は1階のお食事処でとなります。夕飯はご予算に合わせて別途。
   ★おもてなしの宿 石田屋  TEL 0254-53-2016


 早速、HPを見ました。写真と手書きのイラストの素敵なHPです。

 電話をしました。快く泊めて頂く事になりました。  
 石田屋さんは宿としては地元のサイトのみで、大手の旅行サイトには掲載されていません。ですが、食べには登場します。

村上市は鮭で有名で、石田屋さんはその中でもイクラのしょうゆ漬け丼の「はらこ飯」の人気店のようです。
 いくら丼が大好きな信ちゃん。思わぬ贈り物です。


 ほ市には、じゃらんなどの旅行サイトに掲載されている素敵なお宿がありました。

 一階に洋室があります。サイトから申し込む前に事前に問い合わせの電話をしたのですが、予約が取れませんでした。の下宿先として馴染みの単身赴任の方が前から予約されているとの事。北海道でもよく経験するケースです。
 こんな時はどうするか。別の宿を紹介して貰えるかを聞きます。今回も「潮さい」のご主人にお聞きしました。「私から聞いたと伝えて下さい」との言葉と共に、

を紹介して頂きました。部屋は2階ですが、てすりがあるそうです。
 ホテルシティパレスのHPを読んで行くと「満室情報」の欄があり、
「満室の際、当ホテルをご支持いただきお問い合わせいただいたお客様には、誠意を持って市内の旅館・ホテルを紹介いたします」と書いてあります。
 このような表示を見たのは、これが初めてでした。私が単に不注意で気付かず見過ごしていたのかも知れませんが、この文章を見て、にかほ市ではこのように互いに宿を紹介し合う習慣を積極的に取り入れていると知り、嬉しくなりました。


 次は、いよいよ男鹿半島。その後一泊すれば、めざす三内丸山遺跡に到着します。
 男鹿半島の宿については次回詳しく。


 途中の宿探しはグーグル地図を拡大。出来るだけ三内丸山に近づきたいと考えながら、いつものように私たちの大事なトイレ休憩場所、道の駅を目安に見て行きます。

 道の駅から弘前市内を避けて北上すると・・・「からんころん温泉」がありました。からんころん、名前がいいですね。クリックすると からんころん温泉 のHPが現れ、ページの左を見ると、民宿ひまわりの欄があります。そこをクリックすると、ユニットバス付きの2段ベッドの部屋があると書いてありました。
 もちろん、電話しました。とても愛想の良い青年が、部屋は温泉施設の奥にある1階で、2段ベッドの上で寝るのが大変でしたら、ベッドの脇の床に布団を敷いてもいいですよとの事でした。
 き・~り~!!

 からんころん温泉から三内丸山は38キロ。1時間の距離です。ゆっくり出発しても、一日のんびり、遺跡見学が出来ます。
 翌日はシンプルに、青森市内の宿を検索。地方職員共済組合運営の、朝食付き二人で9,876円の宿をじゃらんで見つけました。

 バリアフリールームもありますが、普通の部屋を予約しました。夕食は天候が悪ければホテル内で。信ちゃんの元気と天気に恵まれれば、HPにある「青森寿司クーポン」を使って、市内に繰り出したいと思います。


 折りし地点まで来ました。


 さ~て、親友の暮らす福島市内まで、どのような帰路ルートに決めましょう!


 ストックホルム市内のパン屋さん。一つ一つの値段は高いですが、1個が大きいので、いつも二人で分けて食べていました。

(2017年5月 ストックホルム市内)