車椅子旅行は楽しい!

パッケージ旅行とは違う、「個人でプランを立て」「自由な発想の」「安上がりな」「車椅子旅行のススメ」
「車を運転している時は、自分が左半身不随であることを忘れられる」と言う、13年前に脳出血で倒れ車椅子生活者となった夫との車椅子旅行は、幸せの宝庫です。

バリアフリーマップの落とし穴:金沢編

 今では一般的な、エレベーターやエスカレーターの近くは何号車かを教えてくれる、都内の(阪神地区もそうですか?)地下鉄駅の表示。あれは確か迷って歩くのが辛いので、出来るだけ歩く距離を短くしたいと願った妊婦の女性が実現させたアイディアだったと思います。

 凄いですね。本当に多くの人たちの役に立っています。それに続き・・・

 ある悔しい経験をきっかけに私は、「すべてのバリアフリーマップに高低差を表記させる会」を設立するぞと、回りに言いまわった時期がありましたが、先は遠いなあ。「強い意思と決意」があれば、人を動かせるはずなので、まだギブアップはしていませんが。

 その悔しい経験とは・・・


 2008年11月の新幹線がまだない、列車を乗り継いての金沢への、楽しい車椅子旅行の事でした。

 出口の手前左側に立派な観光案内所があり、車椅子の私たちを見るとニコニコと誇らしげに若い女性が、「バリアフリーマップをどうぞ」とカウンターから身を乗り出して車椅子の信ちゃん(夫)に渡してくれました。カラー印刷の、紙質の良い立派なものでした。新幹線が通った今、さらに豪華なバリアフリーマップが出来ているかな?

 ホテルにチェックインした後、マップを大きくベッドの上に広げて、「あっ、車椅子マークがここにもある、あそこにもある。これなら大丈夫だね。いろいろ歩き回ろうね」と計画を練りました。


 現在はここから必要なエリア別になったマップを、事前にプリントアウト出来るようです。


 「それは、あなたたちが無知だからですよ」と言われてしまえば一言もありませんが、東京から来た田舎者は、兼六公園があんな高台にあると知らず、車椅子を押してまず、ホテルから一番近い入り口から地図にある、車椅子トイレを目指そうと考えました。


 ところで私たちには・・・

 公共機関を使っての旅では、いくつか決めたルールがあります。

(1)タクシーには極力乗らない。乗り降りもお金も大変だから。

(2)バスには極力乗らない。松江市などのように、市内を循環しているすべての観光バスに車椅子が乗れないから。もちろん、時間は決まっているし、バス停にもちゃんと書いてありますが、バスの運行時間に縛られるから。

(3)駅から歩いて行ける。観光地から基本歩いて行ける(2キロ以内まで)宿に泊まる。

 金沢の宿です。どこにも歩いて行けます。


 さて、兼六荘から兼六公園の車椅子トイレのある場所へと向かい、坂の下で上を見上げてしばし考え込みました。でも、ここまで来たのですから何としてでも登ろう。途中で何回でも休めばいいではないか。そう決心して坂を上り始めた時・・・上から降りてきた中年女性のグループに言われました。


 「上はじゃり道だから、車椅子は無理ではないですか」


 金沢に11月に行ったのは、香箱ガニが食べたい一心でしたが、

にも、東山ひがし重要伝統的建造物群保存地区にも行きました。

 たまたま通りかかった

も興味深かったけれど、特に気に入ったのは石川四高記念文化交流館でした。無料のゾーンの入り口には車椅子昇降機もあり、車椅子トイレを使わせて頂きました。「吹きガラスの窓から見る深まる秋の金沢は、風情ある一服の名画のようでした」(なんて言いたくなるような趣のある部屋があり、そこでいつも持ち歩いているポットのお茶を飲みました)


 でも、金沢に行き、兼六荘に泊まったのに兼六公園に行けなかった

 それと、金沢の歩道と車道の間の格子のスロープ。格子の幅がほかの都市と違うのかなあ。しょっちゅう車輪が挟まりました。


 もちろん、このようなサイトはあります。ですが、こんなもん、いちいち調べて車椅子旅行なんて行けませんよね。


 「すべてのバリアフリーマップに高低差を表記させる会」を発足させたい!

 そして、砂利道など、車椅子歩行には厳しい場合には、それを表記地図に表記する。

 石見銀山編に続きます。