車椅子旅行は楽しい!

パッケージ旅行とは違う、「個人でプランを立て」「自由な発想の」「安上がりな」「車椅子旅行のススメ」
「車を運転している時は、自分が左半身不随であることを忘れられる」と言う、13年前に脳出血で倒れ車椅子生活者となった夫との車椅子旅行は、幸せの宝庫です。

プロフィール写真:エジンバラ城の入り口で

 信ちゃん(夫)が倒れてからの11年間積み重ねた車椅子旅行の体験を書きたい。その一心で今日まで来ました。

 ただただ書いていたので、プロフィール写真もありませんでした。

 嬉しい事に、のべ1,000人以上の方に読んで頂く最初の目標を達成したので、今週末はブログのレイアウトを考えようと思っています。

 信ちゃんは都内の写真屋(現在は廃業)の息子なので、幼いころから写真を撮るのが大好き。旅行に行くと写真を撮りまくっています。これからはその一部をここで紹介出来たら嬉しい。


 ビートルズ大好きの信ちゃんは以前からリバプールに行きたいと願っていたので、「イギリス鉄道の車椅子の旅」を2010年8月に敢行しました。ロンドンから鉄道でウェールズに行き、リバプールに北上して、グラスゴーからエジンバラ。バスツアーに参加してネッシーさんに会いに行き、ふたたびエジンバラからロンドンまで戻ってきます。まだ普通の折り畳み車椅子だったので、電動車椅子だったらどんなにか楽だったのにと思います。

 何故?

(1) ロンドンを含め、イギリスの情緒ある旧市街は基本石畳。「ぼこぼこする。お尻が痛い」。押す私も足が「ぼこぼこ」で、エアー入りの靴を履いて来ればよかったと反省しました。それに歩きにくい。

(2) グラスゴーもエジンバラも坂の街です。エジンバラ駅に到着した時、地上に出るエレベーターが到着ホームの反対側にあるのに気付かず、えらい目に合いました。


 ですが、さすが天下のエジンバラ城。とにかく必死で坂の途中(かなりの距離です)にある入り口まで到着すると、プロフィール写真のようなバンが城の上まで往復しています。このバンには車椅子だけではなく、老齢の観光客も乗せ、一般の通路とは違うとても興味深いトンネルをいくつか抜け進みます。

 この、一般の道路とは違う・・・というのは、車椅子旅行者の「特権」だと私は思います。日本でも私たちが大好きで、何度でも行きたい「東京駅の地下道」「東大寺の回廊」など、秘密の道があります。信ちゃんが撮影した写真と一緒に、是非いつか紹介しなけりゃ。


 このエジンバラ城のような、坂道のための車椅子や足の不自由な訪問者用のバンはその後、サンディエゴの動物園など、海外のいくつかの観光地で目にしました。

 ごめんなさい。日本にもきっとどこかにあるのでしょうが、これまで出会ったことはありません。どなたか教えて下さいな。それに乗るためだけを目的とする旅行というのも、楽しいのでは。


 バンはなくても日本の場合は、ボランティアの方々が控えていて下さいます。姫路城の天守閣の改修の時、外付けされたエレベーターに乗れば車椅子でも天守閣の高さまで上がれることをTV番組で知り、2012年4月、彦根・姫路・唐津のお城めぐりと、10年以上ぶりに博多に住む友人に会いに行きました。新幹線を最大限使わずに(帰路は別ですが、こだまを乗り継ぎました)。信ちゃんはプチ鉄ちゃんです。


 姫路城ではエレベーターの乗り口まで、かなりの距離があります。ところがところがありがたいことに、石畳の階段にはスロープの板が置かれ、角々にボランティアの方が控えていて下さり、次から次へと交代して坂を上って下さいました。素晴らしいスピードで、追いつくのに必死でした。本当にありがとうございました。


 厚かましい夢を思い描いています。熊本城の修復をする時、どこかにトンネルを作り、エジンバラ城のようにバンで車椅子を上まで運んで下さらないかなあ。ではまた。