車椅子旅行は楽しい!

パッケージ旅行とは違う、「個人でプランを立て」「自由な発想の」「安上がりな」「車椅子旅行のススメ」
「車を運転している時は、自分が左半身不随であることを忘れられる」と言う、17年前に脳出血で倒れ車椅子生活者となった夫との車椅子旅行は、幸せの宝庫です。

初めての車椅子旅行を考えている方へ(1)

 今日は、   車椅子旅行に少し心が揺れ、そろそろ車椅子旅行、行ってもいいかな?と思われた方へのお誘いです。  脳出血で倒れて2年目、左半身不随になった信ちゃん(夫)が抱えていたメインの問題は、次の3点でした。これを克服しないと旅は無理です。  (1) 外出しただけで不安が増すのか、普段よりも頻繁にトイレに行きたくなる。 (2) 温度感覚が健常者とは異なるので、私がちょうどよいと思う温度を、「寒…

腹立たしさと幸せが絡み合うのが、車椅子旅行:天塩編(2)

 2014年8月下旬、北海道の大好きなオロロン街道を北上中、  稚内から70キロほど手前の天塩町で「50年に一度の雨」に見舞われ、サロベツ原野にあるその夜宿泊予定の宿から電話がありました。「宿への道路が沈没したので、今夜はキャンセルして下さい」。  青天の霹靂です。  なあんて驚いてばかりいられないので、一度は宿泊も考えた天塩温泉の一軒宿夕映:https://www.yuubae-spa.com…

腹立たしさと幸せが絡み合うのが、車椅子旅行:天塩編(1)

 「雨」が降る。  腹を立てても仕方がない事です。雨はみなさんに平等に降るのですから。自然の掟ですから。そう分かってはいても、車椅子旅行にとって「雨」をなかなか「恵みの雨」と思えるほど心が広くにはなれません。「車椅子旅行者を殺すには刃物はいらぬ。雨の三日も降ればいい」です。  まして、それが50年に一度の大雨ならば。  2014年8月下旬私たちは、稚内へとオロロン街道(大好き)を北上して サロベ…

バリアフリールームの落とし穴 (1)

 車椅子旅行の計画を立てていてここに来て、嬉しい事。  ほんの最近まではなかなか見つからなかった、「バリアフリー」と銘打った宿が増え ています。「バリアフリーの宿」「バリアフリーのホテル」で検索すると、即座にかなりの数の宿が見つかります。  北海道を例に取ると: (1) 人気の観光地富良野にある バリアフリーの宿&カフェいつか富良野へ  (2)富良野の隣の美瑛町にある (3)私たちの今年の北海道…

検索方法の違いで得る車椅子情報は千差万別:東京駅編

 「車椅子旅行を楽しむ!」には、集められるだけの情報を集めるのが第一歩です。ネット上には、困るほどの情報があふれています。ただし・・・  検索のやり方で、得られる情報は千差万別です。  どのPCを使うかで、そのPCのこれまでの検索履歴が検索結果に影響しますが、我が家のPCで「東京駅 車椅子」を検索したら次の順で情報が出てきました。 (1) (2) (3)  次に「通路」を足してみる。で、「東京駅…

車椅子旅行の旅支度:公共交通機関を使用する場合

 今日は、公共交通機関を利用する車椅子旅行の旅支度の、私たちの場合のお話を一席。  電動車椅子の使用を開始した2011年4月までは、私が信ちゃん(夫)の車椅子を押しながらの旅だったので、持ち物を最小限に抑えるのが必須でした。  それがたとえ1泊のプチ旅行でも、最初の頃は特に、信ちゃんには譲れない持って行く必須アイテムがいくつもありました。 (1)電動歯ブラシ: お気に入りスタンド型歯磨チューブ付…