車椅子旅行は楽しい!

パッケージ旅行とは違う、「個人でプランを立て」「自由な発想の」「安上がりな」「車椅子旅行のススメ」
「車を運転している時は、自分が左半身不随であることを忘れられる」と言う、17年前に脳出血で倒れ車椅子生活者となった夫との車椅子旅行は、幸せの宝庫です。

5カ月ぶりの車椅子旅行:スキー社員旅行(2泊3日)前編

 去年の9月4日に8回目の北海道車椅子旅行から帰宅し、翌日倒れて2カ月半、ベッドの上での生活を続けざるを得なかった信ちゃん(夫です)。
 その顛末は2回にわたり書きました。


 12月を前に、12月8日生まれの信ちゃんの免許書き換え締切日が近づいてきました。社員の手を借りずに二人だけでなんとか免許更新を実現しようとして、日頃、あまり車椅子での外出に「必死」になる事も「気を使う」事もない私でしたが、結構自分でも驚くほど「緊張」し「頑張り」ました。そのご褒美かな?車椅子だからこそ経験出来た幸せを、前回書きました。
 


 こうして迎えた2023年。1月初旬には社員全員(と言っても私を入れて10人の小さな舞台音響会社ですが)で例年通り、川崎大師にお参りに行きました。
 そして寒さが続き、二人で「出不精」となり、なんとなく引きこもり状態でしたが、たまたま見つけた写真を見て、「そうだ、みんなでスキー旅行に行こう!」とひらめきました。
 これが、私に火を点けてくれた、たまたま見つけた信ちゃんの写真です。

 3年前、スキー社員旅行でのボーリング。これを見せたら信ちゃん「みんなと一緒なら、スキー社員旅行にまた行きたい」
 よし! その気になった!
 日程は2月14日から16日までの2泊3日に決まりました。
 14日に打ち合わせが入った社員が二人。参加する小学生二人をあまり2日以上休ませたくないという希望で、先発隊は8人。後発は子供二人とお母さんに社員二人。夕食までに間に合えばいいと思ったのですが、結局当日、打ち合わせが伸びて後発隊がホテルに到着したのは9時過ぎでした。
 さあ、それから、私の大好きなネット・ブラウジングに検索が始まりました。
 探す条件は1)バリアフリールームのある宿 2)上級者も子供たちも楽しめるスキー場が近い事。3)群馬など、多くの県がすでに終了していた中で、「全国旅行支援」がまだ有効な宿。幸運な事に、栃木県にはまだ「支援」枠が残っていました。
 こうして、関東では有名なハンターマウンテンスキー場

から11キロ(車で約30分)のホテルニュー塩原 | 癒しの温泉宿・旅館|【公式】大江戸温泉物語グループを見つけました。
 どれどれとホテルのHPを見ると、嬉しいニュースがいくつか。2月から蟹食べ放題が始まる!栃木のいちご、食べ放題。残念ながら、ボーリング場は週末だけオープンでした。ですがそれ以上に嬉しかったのは、無料で「大衆演劇」と「歌謡ショー」が見られる事を発見。私たちは「大衆演劇」が大好きです。
 次に、いかに安くリフト券を手に入れるかが大事な命題です。
 結果、チケット担当の社員にも褒められました。1000円の昼食代が含まれた5人まとめて購入すると総額2万円が安くなるチケットを見つけたのです。ただし、私には購入手続きの仕方がまるで分からない。結局、担当君が事前に会員登録をして、当日は窓口に並ぶことなく機械で発券する事が出来、またまた「褒められ」ました。


 14日は、10時に我が家に会社のバン2台が到着。私のリクエストで、昼食は「佐野ラーメン」を目指して走ります。

 新しくなった佐野SAは味気ない建物でしたが、仕事柄、全国をバンやトラックで走っていて何度も昔のSAに立ち寄った事のある信ちゃんを始め社員たちは「以前よりもラーメンの味がよくなった」といい、「餃子も食べたい」と連呼しました。確かに、麺にコシがあり、私も気に入りました。
 後編に続きます。
 写真は左から、スノボ2回目、初心者、少しうまい初心者。右端は、北海道出身の先生役の先輩社員。「教え疲れた!」と申しております。

(2023年2月15日)

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