車椅子旅行は楽しい!

パッケージ旅行とは違う、「個人でプランを立て」「自由な発想の」「安上がりな」「車椅子旅行のススメ」
「車を運転している時は、自分が左半身不随であることを忘れられる」と言う、17年前に脳出血で倒れ車椅子生活者となった夫との車椅子旅行は、幸せの宝庫です。

「車椅子旅行は楽しい!」を始めて3年半経ちました。

 初めて「車椅子旅行は楽しい!」を書いたのは、2016年4月17日でした。

 今日まで続けられたのは、みなさんが読んでくださるおかげです。ありがとうございます。
 あれから3年半の幸せな車椅子旅行体験を書き綴って自分たちを振り返り、気持ちを新たに、どうして「車椅子旅行は楽しい!」を信ちゃん(夫です)と一緒に私が書き始めたかったかを、お話したいと思います。


 というのも・・・
 第一回を読み返し、今も同じ思いの部分もあれば、違うなあ~と思う部分も多々あるので原文は太字で、足した部分を赤字で、今の気持ちを補足して行きたいと思います。
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 みなさんこんにちは。初めまして。
夫が
(脳出血で)倒れて左半身不随の一級身体障害者として車椅子生活をするようになり、11年2005年1月15日に倒れたので、もうすぐ15年になりますが、車椅子旅行は楽しいですよ。いくつかクリアしなければならない重要で大事なポイントがありますが、それを事前に十分調査・研究調査・研究などと言うかたくるしいものではなく、ひたすらネットサーフィンブラウジングをして情報集めに精を出し、それらの情報が正しいかを
1)他の方のブログ
2)グーグルマップの
ストリートビュー
3)食ログの
外観・内観の写真
4)などなど
チェック最後には宿や訪問先に電話を入れて
確認して、納得して、健常者の旅行ではなく、車椅子旅行なのだ。新しい体験なのだと考えれば。
こうして60代の私たち夫婦はこれまで、20回以上国内・国外車椅子旅行を楽しんできました。
 お金があるから?
 そんなことはありません。
私は明治生まれの祖母に育てられました。ケチではないと思いますが、節約家です。食事の買い出しは事前にメニューを決めて特定の食材を購入するのではなく、その時安売りをしているものを購入します。「安いのは、それが旬のものだから」が、祖母の口癖でした一般的な旅行代金よりも安くプランを立てる。それがモットーであり、楽しみす。年金生活に入っているので、多少のアルバイト金は入りますが、旅行資金は決して潤沢ではありません。
 では、どうやってプランを立てるのか?
1)まず、車椅子旅行と健常者の旅行との違いを徹底的に調べ上げることです。
2)次に、たとえ車椅子になっても絶対にやりたい事は何なのか。それを徹底的に考える。やりたい事の優先順位をつけるのです: おいしいものを食べたいのか、自然と共に神社仏閣に身を置きたいのか、博物館・美術館・科学館などを訪問して知識を深めたいのか。友人に会いに行きたいのか。
などなど、いろいろありますが、今日はこの辺りで。

(この時は熊本地震の直後だったので)熊本の方々へのエールを送りながら終わります。
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 「車椅子旅行は楽しい!」をこれからも書き続けたいと強く思う、大きな理由の一つのエピソードにまつわる投稿です。お読み頂ければ幸いです。


 信ちゃんが倒れた以降、最初に購入した新車のフリードです。フリードに黄色はありません。当時はまだ多少、二人で働いていたので金銭的な余裕があり、安全のためにホンダ2000の黄色のペイントをホイールにも塗った、日本でただ一台の車でした。「でした」と書いたのは去年秋、青森の縄文遺跡で、低い段差に前輪が落ち、自力で這い上がれませんでした。携帯も繋がらなく、一時はどうなる事かと大慌てしました。
 今年に入り、これが人生最後の車だと、草色の4WDのハイブリッド・フリードを購入しました。もちろんホイールはまた、草色に塗りました。フリードにこだわるのは、乗用車では後ろの車体が一番低い。テコの応用で車椅子が、私にも乗せられるからです。

(2007年1月)

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