車椅子旅行は楽しい!

パッケージ旅行とは違う、「個人でプランを立て」「自由な発想の」「安上がりな」「車椅子旅行のススメ」
「車を運転している時は、自分が左半身不随であることを忘れられる」と言う、17年前に脳出血で倒れ車椅子生活者となった夫との車椅子旅行は、幸せの宝庫です。

突然5月9日から4泊5日で対馬に行って来ました(前編)

 台湾社員旅行の続きを書くつもりでしたが、次回にします。
 台湾の地震に加え、50年来の友人たちとの同窓会を兼ねた花巻温泉・北上(去年に続き1万ⅱ千本の桜を見ようと)の2泊3日の東北旅行を4月5日から計画していたのですが、ドタキャンしました。
 何故か?
 せっかく岩手までゆくなら前々から見たいと願っていた、八戸の「座位土偶」に会いに行く事にしたのです。
 ところが・・・
 能登半島地震でほとんど報道されなかったのですが、4月の2日に八戸で5度弱の地震があり、国の重要文化財である縄文の土器が割れ、近くの団地が停電しました。そして気象庁がこれからの一週間は地震に注意するように」と発表しました。
 これはこれとして…
 何故対に?
 理由はいくつかあります。これまで貯めて来たANAのマイル。コロナで期限が何度か延長されましたが、今年に入りとうとう、3月末には期限切れになる事を知りました。
 信ちゃん(夫です)のマイルが2万ちょっと。私のマイルが4万ちょっと残っています。これでは二人で海外に行くには足りない。では、国内?
 日本地図を上から下までじっと眺め、去年釜山に行った時、「対馬が見えるのですよ」と言われた事を思い出しました。
 車椅子旅行でまず考えなければならないいくつかの条件がありますが、その一つが宿です。「どれどれ、対馬にはどんな宿?」。なんと対馬に、私たち車椅子旅行者ご愛用のハートフルルームのある東横が、島の北と中央より少し南の2か所にある事を発見しました。本気で、嬉しかったです。
 北の「東横イン比田勝」より、以前対馬をレンタカーで旅行し、今回色々とアドバイスをしてくれた40年来の友人が「厳原は昔ながらの趣を残すいい街だ」と勧めてくれたので、

に泊る事にしました。
 次に、国内と言えど山道をレンタカーで信ちゃんを走らせることは出来ません。これまで国内でレンタカーで走ったのは沖縄、長崎、それに能登半島だけ。後は全て愛車フリード(荷台が低いので、車椅子を乗せやすい)をフェリーに乗せて全国を回りました。九州南部は友人が運転してくれた車で回っています。
 となれば、一般のバスで移動せざるを得ません。そこでまず「対馬交通」にメールを送りました。すると折り返し返信が来ました。


お問い合わせありがとうございます。
現在スロープ付きの車両につきましては、縦貫線(全便)対馬病院線(一部)舟志・小
鹿線(一部)のみとなっております。
観光のスケジュールが決まり、ご利用になりたいバスの時間が決まりましたら、このメ
ールへご連絡頂ければスロープ付き車両かお調べ致します。
路線バスは観光地への乗り入れ等は行っておらず、観光地までのアクセス方法(タクシ
ーなど)も確認をしておいた方がスムーズに観光ができるかと思います。

またご不明な点がございましたらお問い合わせください。
対馬交通株式会社」(対馬交通からのメールを全文、何故紹介したのか?その答えは後編に明らかになります)
 おお、良かった。

から厳原に行くには全線スロープ付きの車両が走る縦貫線ですから。
 ところで…
 私たちは本当に恵まれています。忙しい日々が続いたGWの後で一息ついている社員に、行きも帰りも送迎して貰う事が出来ました。
 対馬へは直行便はないので、長崎空港のりかえで対馬に飛ぶ事にしました。空港のある大村は大学時代の友達の故郷で、彼の実家を訪れた時、母上が「大村寿司」を作って歓迎して下さいました。今回の旅で一つ残念だったのは、帰りの長崎空港で食べた「長崎ちゃんぽん」があまりにまずかったので、「大村寿司」を買って帰るのを忘れました。

 次に

に問い合わせをしたところ、丁重な返信を頂きました。
 宿のすぐ近くにあり、バスの発着所でもあったので、その後本当に何度も協会の方々にはお世話になりました。この場を借りて感謝です。さらに、併設された「食事処ふれあい処つしま」では、「穴子カツと対州ざるそば」を食べました。
 穴子カツは「カツ」と言う通り、トンカツにまけないほどの厚みがあり、対州蕎麦については、びっくりする情報を聞かせて貰いました。
 蕎麦は縄文時代後期、朝鮮から初めて対馬に伝わり、対馬が日本の蕎麦の生産地だと言うのです。対州蕎麦の実はその後改良された本州のそれとはことなり小粒で、独特の味わいがありました。
 対馬行きを決めた3大理由。マイル期限東横イン。最後は穴子です。以前、私が一番好きな弁当は広島上野軒の穴子弁当だと書きました。そして、対馬が穴子の漁獲量日本一だと知り、「穴子を食べに行くぞ!」とみんなに宣言しました。
 さて、「対馬やまねこ空港」のサイトを見た時、やまねこ空港にエレベーターがないと言うことにばかり気にかけ、重要な点を見落としていました。そこには飛行機の写真があったのですが、その飛行機とは…「プロペ機」でした。以前、マウイ島にオアフ島から飛んだ時プロペラ機に乗って以来、何十年ぶりでしょう?
 その見落としの結果、信ちゃんは心の準備がないまま小さな機内用車椅子に必死で電動車椅子から移動する事になりました。私はもともと三半規管が弱いため、プロペラ機の揺れにひたすら目をつぶり耐えました。
 写真は長崎空港。対馬から到着してタラップを3人がかりで降ろしてもらい、機内用の狭いお尻がはみ出す木製の車椅子から自分の電動車椅子に、必死で移動しているところです。

 それを、少し離れた横から見ると、こんな図になります。

 機内用の車椅子に乗り換えた後、信ちゃんの電動車椅子はこのように包まれます。


 さて、下の写真は何でしょう?
 友達の勧めで伺った対馬・厳原飲み屋街の人気店「めしや」のおかみさんが見せて下さいました。これが何かすぐ分かる人はそう多くないはずです。

 答えは後編のお楽しみに。
(後編へと続く)

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