車椅子旅行は楽しい!

パッケージ旅行とは違う、「個人でプランを立て」「自由な発想の」「安上がりな」「車椅子旅行のススメ」
「車を運転している時は、自分が左半身不随であることを忘れられる」と言う、17年前に脳出血で倒れ車椅子生活者となった夫との車椅子旅行は、幸せの宝庫です。

3年越しのドナウ川クルーズの旅、確定!(4)


 日本の障害者帳は、海外で有効か?
 これは、少しでも節約したい「自由車椅子旅行者」の私たちにとり、大事命題です。
 いろいろな車椅子旅行の情報サイトには、「障害者手帳を英語に翻訳して持って行くといい」と書いてあります。怠け者の私は、実行した事はありません。実物を見せれば、有効なところではちゃんと、割り引いてくれます。実体験から、それを知っています。
 以前も書いたかと思いますが、信ちゃん(夫です)はサンディエ水族館の対応が、とても気に入りました。
 サンディエゴ水族館は障害者にも一般と同じ入場料金を請求します。その代わり、同伴者(私)は無料です。日本の二人が50%引きと額は同じですが、考え方が違う。「僕は一般の人と同じ扱い」。そこが信ちゃんは気に入りました。理由は、「障害者が入場しなければ、付添はそもそも来る必要がない」でした。なある、ほど。
 バレンシアの動物園では、切符売り場の女性が窓口から身を乗り出し、電動車椅子に乗っている信ちゃんを見て、こちらに何も言わずに割引券を発行してくれました。


 で、今回の、ドイツの場合。
 お世話になるベルリンの車椅子専門旅行代理店から3月26日のメールで、「残念ですが、日本の障害者手帳は有効ではないので、ミュンヘンからパッソウ(ドナウ川クルーズの上下船場所)までの切符は往復二人で156ユ(ヘルプ・サービス代が含まれる)になります」と連絡がありました。
Fare: 156,40 € for both incl. help service in both stations
Unfortunately there are no disabled discounts for foreign persons.
Pick up: at DB meeting point always 30 minutes before departure
 そしてくれぐれも、出発30分前にアシスタント・サービスのピックアップ場所に行くようにとの指示がかかれていました。
 ところが、ところが・・・


 信ちゃんは北海道の真ん中にある水族館で、「イトウ」を10分以上見続ける幸せな水族館好き。日本人観光客のミュンヘン水族館について「高いのに、サメのショウなどがない」というコメントもあれば、「日本の水族館とは視点が違い面白い」というコメントあり。その両方を読み信ちゃんは、「コメントが2分する所がいいね」とのたもわれました。
 そこで、ダメ元。メール1本送ればいいだけと、気軽に問い合わせをしたら、即返信がきて、「はい、日本の障害者手帳を切符売り場で提示して下さい。割引します」との事。

 やったね。嬉しかったです。額ではなく、日本の障害者手帳が有効な事に、とても幸せな気分にされられました。
 そして昨日、4月19。嬉しいメールがまたまた届きました。
Fortunately I found a special rate for it, just 62,- € for both of you.
Pleas print the tickets and take them with you on the whole journey,
together with your COVID certificates.
 「幸運な事に、特別レートの切符をみつけました。二人で往復わずか62ーロです。切符をプリントアウトして、ワクチン接種証明書と一緒に旅の間は必ず持ち歩くように」
 100ユーロ近く節約出来ました。
 さて・・・
 ミュンヘンはBMWの故郷です。そもそもBMWの名前の由来は、バイエルン(地方)モーー・ワーク(工場)です。ならば車好きの信ちゃん、見逃してはなりません。本社見学ツアー(そんなものがあるのかどうかも不明です)が有料かどうかは分かりません。26日の火曜日の夜には、敷地内のホールで無料のジャズ・コンサートもあるので、しっかりアタックする事にしました。


 その他ミュンヘンで有料な施設があったら、とにかく障害者手帳を提示してみます。


 ドイツ最高の物館と言われる「ドイツ博物館」でも3の美術館が集まったエリの施設でも。
 障害者手帳が大活躍してくれそう。


 嬉しいです。
 楽しいです。
 では明日出発。行って来ます。

去年の早春の散歩の続きです。


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