車椅子旅行は楽しい!

パッケージ旅行とは違う、「個人でプランを立て」「自由な発想の」「安上がりな」「車椅子旅行のススメ」
「車を運転している時は、自分が左半身不随であることを忘れられる」と言う、17年前に脳出血で倒れ車椅子生活者となった夫との車椅子旅行は、幸せの宝庫です。

コロナと銀杏の小枝と車椅子


 おはようございます。私は今とても嬉しいです。幸せです。みなさんのアクセス数が累計4万を超えました。これからもどうぞみなさん、お引き立ての程を!よろしくお願いします。これまで車椅子で旅をした、投稿。特に北海道の車椅子ドライブ旅行をお時間がある時に読み返していただければ幸いです。自分でも時々読み返し、「ああ、こうやって今ここまで来たんだ」と感慨深思いをする事があります。


 みなさんはどのような日々を過ごされていますか?
 私たちはほとんどこれまでの日常とわらない生活をしています。
 信ちゃん(夫です)の会社はイベントやコンサートの音響を担当するのが仕事なので、現在はほぼ完全な冬眠状態。週二日(水曜日と土曜日)はこれまで同様に理学療法士自宅訪問リハビリがあり、信ちゃんはこれまで同様にリハビリを続けています。ありがたい事です。
 私はハングルのレッスンがZO

を使ったオンライン授業になったので、近くのマイスケット

に簡単な食材を買いに出かける以外、外に出るチャンスがない。
 信ちゃんも会社に行かないので、外出する機会がない。
 その上信ちゃんはワレンルグ症候群

に、脳出血の前に倒れた脳幹梗塞で罹った事があるので、晴れたり曇ったりが交互に続き、寒さもなかなかやわらがない東京の天気に、苦労しています。
 そこで信ちゃんとじっくり話し合い、大好きな太陽が顔を出してくれた日には必ず最低週二日はに出かけようと決めました。
 15年前に脳出血で左半身不随の車椅子生活者になってからは、人ごみ嫌いになり、飲酒もドクター・ストップ。ほとんど夜出かける事もなくなくなった信ちゃん。「人にうつすような事に絶対になりたくない」と言いつつも、結局私たち夫婦は、ノーと言われそうですが、とにかく日光浴と軽い運動が第一と考えました。
 という事で、手っ取り早く近所のお寺や公園におにぎりと水筒に、ちょっとしたおかずを持って出かけています。先週の木曜日には大好きな餃子屋さんに、お昼時間を外して食べに行きました。
 お寺の入り口にある短い銀杏並木は、春の終わりの手入れが行われ、気持ちがよいほどにかなり太い枝も切り落とされて行きます。それを見上げて見ていた信ちゃん。植木屋さんに突然声をかけました。
 「ここにある小、貰っていいですか>」
 「どうぞ、お好きなだけ」」


 こうして三本の銀杏の小枝が我が家にやって来ました。
 私たちは三日に一度バケツの水を換え、毎日小枝を見つめています。最初は5mmほどの大人と同じ形をした銀杏の葉が今朝見たら、2cmほどに大きく育っていました。
 自然の力は凄い。人間が大事な地球の上でオタオタしている間も、いつもと変わらず生きています。
 この先、不安がないとは言いません。ですが、人間も自然の一部。銀杏の小枝と同じように、この世に生を授かったこの今を、楽しく穏やかに信ちゃんと過ごしたい。
 今日は晴れたので、さあて、どこに散歩に行きましょう?
 武蔵小山商店街から二本はずれた少々寂れた道でみつけたお茶屋問屋さん

で、大好きなかりんとうでも買いに行きますか。


 今一度、私たちの今一番愛しい銀杏の小枝を!

(2020年4月 我が家)

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