車椅子でビーチが楽しめる!
今年の5月、バレンシアのパエリア教室で友達になったポルトガル人のFBで、私たちのために紹介してくれたビーチ用マット。
このようなビーチにアクセスできるビニールマット。オーストラリアやアメリカでは一般的に広がっているようですね。
日本ではどうなのだろう?と思っていると・・・
前回に登場した親友の「さすけ」の母が、こんなサイトを紹介してくれました。
日本初の車椅子でも海が楽しめる「ユニバーサルビーチ」が神戸・須磨海岸に!市民が協力して実現させたビーチマットプロジェクト | soar(ソア)
映像を紹介したかったのですが、容量が重すぎて
となり、画像はNG。ですが、ここで負けてはいけません。いろいろサイトを探しまくり、見つけました。
何故須磨に、このようなビーチプロジェクトが実現したのか。
Soar(ソア)のサイトに詳しく紹介されています。
物語は、サイトの真ん中辺りから始まります。少し手を加えて引用させて貰います。
このプロジェクトは、ふたつの「運命的な偶然」が重なったことがきっかけで始まりました。
発起人は、自身も車椅子ユーザーである木戸俊介さん
東京の広告代理店に勤務しバリバリ働いていた木戸さんは、2年前、交通事故に遭い、脊髄損傷に。下半身麻痺で車椅子生活になっても、歩くことを諦めませんでした。
オーストラリアに歩くためのリハビリ留学をし、ビーチマットと出会います。
木戸:車椅子になり、大好きな海にはもう近づけないと思っていました。でもオーストラリアで見た光景は、ビーチマットが1本あるだけで、車椅子でも健常者と同じように砂浜を進み、家族で海を楽しんでいたんです!
帰国し、故郷である神戸での生活を始めるが、物理的にも心理的にもバリアが多いことを実感。
木戸:ビーチマットが須磨にあったら、神戸はもちろんのこと、日本中にも大きなインパクトがありますよね。そう思って、オーストラリアで出会った「ユニバーサルビーチ」を広げようと動き始めました。
ビーチマット導入に向けて進むに連れて、有事があれば、確実に命を守ることも必要になるのでプロジェクトチームは、神戸ライフセービングクラブ(KLSC)の力を借りようと連絡しました。
木戸:そこには日本で唯一の車椅子ライフセーバーである古中信也さんがいて、ビーチマットを神戸の海に導入したいと考えていたところでした。さらに僕がビーチマットを体験したバーレイビーチのライフセービングクラブと、KLSCは姉妹クラブだったんです!
バレンシアでパエリアを食べにビーチに行き、ビーチマット、ではなかった、ビーチに敷かれた木製の歩道で信ちゃん(夫です)はどんどん海岸へと車椅子で近づく事が出来、本当に嬉しそうでした。
湘南の海でもこのようなプロジェクトが動いている事を、切に願います。
那須のユニバーサル・ビーチ・プロジェクトをサポートしてくれた若者。湘南の海にも絶対に居るはず・・・ですよね。
・・・と思ったら、こんなサイトを見つけました。
7月26日の台風来襲で、今年はキャンセルになってしまったようです。
それで、話題にならなかったのですね。
後10年若かったら、材木座とは言わず「湘南ユニバーサル・ビーチ・プロジェクト」を立ち上げて・・・いやいや、今年は「縄文の旅」まで信ちゃん共々「熱中症にならずに生き残る」ために「外出禁止」を決めた身であまり大きなことは言いますまい。
でも、ビーチマット、湘南の海に敷きたい!
バレンシアのような、恒久的な木製の歩道も作って貰いたい!
もうすぐ東北縄文の旅に出発します。
前回青森へは新幹線に乗って行きました。東京駅南口には、とてもありがたい多目的トイレ付き待合室があり、そこから駅員さんに設置された呼び出し電話を掛け、ホームまで誘導して貰います。旅行ではなくても東京駅の雑踏に疲れたら、立ち寄るのもありです。
(2013年9月 東京駅南口待合室)
