車椅子旅行は楽しい!

パッケージ旅行とは違う、「個人でプランを立て」「自由な発想の」「安上がりな」「車椅子旅行のススメ」
「車を運転している時は、自分が左半身不随であることを忘れられる」と言う、13年前に脳出血で倒れ車椅子生活者となった夫との車椅子旅行は、幸せの宝庫です。

私はチアリーダー(2)

 「旅に出かけたいけれど今一歩踏み出せない」
 そんな方々のキーワードはリーダーだと前回書きました。


 そ・の・・は?


 「いつでも、自分にとって一番大事な事、一番やりたい事をやりなさい。相手の為なんて親切ごかしで自分を納得させた、中途半端は駄目。迷ったら、やらない事」
 明治生まれのにいつも聞かされていた言葉です。
 「家族の間ではわがままを通してもいいけれど、仕事では、人に迷惑を掛けない限り」という但し書きが、も・ち・ろ・んついていましたが。
 の言葉を忠実に守って私は今まで生きて来ました。なあ~んて事はありませんが、信ちゃん(夫です)との間ではお互い、自分の気持ちを第一優先させて来たと思います。「相手が乗っていないな」と感じたら、全力で「させるも忘れずに。


 で・・・・リーダー 
 このブログを読んで頂いているということは、みなさん、いろいろな形で車椅子と関わられている、または関心がおありですよね。そしてどなたも、心優しい方たちだと思います。
 ですが、この「心優しさ」。私には「危険」な言葉です。
 何故か?
 今年の前期流行語大賞に選ばれた「忖度(そんたく)」忖度(ソンタク)とは - コトバンクと繋がると思うからです。外国の方が「忖度」は英語にならない、日本特有のずるい言葉だと言っている記事を読みました。ずるいというのは言い過ぎです。ですが、相手にを委ね自分の気持ちを突き詰めない、都合の良い言葉でもあるとも思います。「心優しき」人は、相手の気持ちをまず思いやる。というか、思いやる事が自分の判断と確信を持つ。でも実際には、ケース・バイ・ケースですよね。信ちゃんの4代目のケアマネージャーの話を思い出して下さい。

・・話が飛びました。リーダー


 リーダーは忖度しません。
 そこが重要なポイントだと私は思います。
 リーダーは、チアする:相手を元気づける、勇気づけることだけに専心・邁進します。
 極端に言えば、元気づけたい相手が元気になるかどうかは二の次。元気になったら、それはプラスアルファーの基本は、ひたすら自分が好きなように相手の回りでチアし続ける。チアをして1度や2度プラスアファーの贈り物がなくてもめげず、ぴょんぴょん飛び跳ねる。


 私は、初めての車椅子旅行の前、信ちゃんの周りで飛び跳ねました。信ちゃんと一緒に旅行が出来ると考えるだけで、計画を立てるのが楽しい。信ちゃんと旅行をする自分を想像するだけで嬉しい。幸せだ・・・


 飛び跳ねる私を見て信ちゃんは、私を「がっかりさせたくなかったからかな。頭から、僕が一緒に行くと信じているし、嬉しそうで楽しそうだったから」と言いました。
 そこです。ぴょんぴょん跳ねる私を見て・・・
 信ちゃんは、初めての一泊車椅子旅行の私の誘いに、したのだと思います。


 初めての一泊車椅子旅行で宿泊したビジネスホテルでの朝。ロシア人のダンサーと思しき数人が近くで食事をしていました。彼らを二人でなんとなく見ていると、慣れた手つきで女性の一人が、いなり寿司にジャムを付けて、おいしそうに頬張りました。思わず信ちゃんと、顔を見合わせました。
 「いなり寿司にイチゴジャムつけてる!


 これは、旅に出たからこそ出会えた場面です。信ちゃんは、「いなり寿司とジャム」には大いに刺激されたようです。家でのんびりするのも好きだけれど、外に出て行かなければ「いなり寿司にジャムを付けて食べた」ロシア人であろう女性は目撃出来なかったねと、今もときどき話題になります。「だったよね」とも。


 2005年11月・・・脳出血で1月15日に倒れ、リハビリ病院から退院して4カ月後の清澄白河のビジネスホテルに泊まる一泊旅行でした。12年前になります。
 以来車椅子旅行を続け、必ず面白い出会いがあると信じてしています。
 
 筑波のが見たいのと大好きなれんこんを食べに、れんこんの生産が日本一の土浦に、11月5日に一泊旅行を計画しました。
 リーダー、頑張ります。


(2008年11月の金沢です)