車椅子旅行は楽しい!

パッケージ旅行とは違う、「個人でプランを立て」「自由な発想の」「安上がりな」「車椅子旅行のススメ」
「車を運転している時は、自分が左半身不随であることを忘れられる」と言う、13年前に脳出血で倒れ車椅子生活者となった夫との車椅子旅行は、幸せの宝庫です。

2017年初車椅子ドライブ1泊旅行、川越に決定!

 年末からずっと、ユニクロのヒートテックを着ていた信ちゃん(夫)。先日のお風呂の後、そろそろ「普通のヒートテック下着にしよう」と言い出しました。
「あら、大丈夫?」
「うん、大丈夫」


 脳出血で倒れる1年半前、2週間入院した脳幹梗塞ワレンベルグ症候を発症した信ちゃんは、いつもまわりのみんなが心配するほどに、冬は当然ながら夏でも、をします。 

 ワレンベルグ症候群のいくつかある症状の中で信ちゃんが発症したのは、障害側対側に生じる体幹、上下肢温痛感障害」でした。
 「障害側と対側に生じる体幹、上下肢温痛感障害」などと言われても、何の事かよく分からないですよね。普通に考えると、障害がある方に温感痛覚障害が出そうですが、障害のない方に温感と痛覚障害が出る症状です。
 非常に珍しい症例らしく、入院中担当医がインターン生を数名同行して、信ちゃんの了解を取り障害感覚実験をしました。
 右麻痺だったので、自由に動かせる左腕をのようなギザギザのついた歯車で、結構力を入れてなぞりました。うぇ~痛そう!!!



 ところが信ちゃんは、感じないと言うのです。
 お風呂に入ると障害の出た右側は熱さを感じるのに、ぴんぴんしている左側は「冷えたまま」。1年を過ぎ、次第に温度感覚、痛み感覚を取り戻した・・・と思ったら、脳出血で今度は左半身不随に。
 結局、温感と痛覚を一度失ったことの後遺症なのか、信ちゃんの脳が、温感痛覚について、訳が分からず混乱を起こしたとしか、いつでもの説明はつきません。
 私のキャラである「安やかん熱しやすく冷めやすい」の真逆。信ちゃんは、「なかなな暖まらず、というよりは、暖かいと感じられず、なかなか冷えないというよりは、冷えたと感じられない」ようになりました。


 それでも春が近づき、今日は「布団を少し薄めのものにしよう」と信ちゃん。私はあわてて布団カバーを取り、冬の間お世話になったもこもこ上布団をさっき干しました。
 太陽さん、よろしくお願いします。


 そしていよいよ今年初の車椅子旅行で福島に・・・のはずでしたが、福島行きは諸事情でキャンセル。出かけたくてウズウズしている私は一泊でよいから信ちゃん、旅行に連れてって」と泣きつき、を見てのんびりするを獲得しました。
 大衆演劇の旅は、正月に会食をした90歳の叔母と一緒のつもりでしたが、残念ながら膝の調子が悪いとのこと。諦めました。

 大衆演劇については、下記のブログの後半をお読みください。

 なぜ
 実はこのところ、12時からBSで再放送されている、綿さん主演の川越を舞台にした「監察医・室生亜季子」に、信ちゃんとはまっています。
 最近は、香川照之さんの母親として語られる浜さんですが、私にとっては、自分の出演番組に聾者のために字幕を付ける事を条件とした最初の女優さんとして以前から、高い見識を持った聡明な女性として尊敬していました。それ以上に、西宮に住んでいた中学生時代によく見に行った、宝塚の舞台で演技派で知られた明石照子さんの相手役として活躍されていた事を、よく覚えています。

 ということで、今年初の川越に大衆演劇を楽しむ車椅子一泊旅行に、今度の日曜日に出かけます。
 宿泊先はホテル三光。なかなか面白そうな宿です。 

 2食付だと一人1万円をえるので、朝食のみで宿泊し、夕食には駅弁でも買って食べようかななどと思っているのですが、信ちゃんが「僕が出すから」と言っているので、を食べることになるかも。
 車椅子になってから初めてに来た2009年、が有名だと聞き、屋さんに行きました。老舗のお店の入り口には高い敷居があったのですが、お客様が信ちゃんを車椅子のまま持ち上げ、敷居を超えさせて下さいました。ありがたい事です。
 今回は、一旦車椅子を降り、敷居を「自分ので超えられるはず」と信ちゃんは言います。私はが食べられれば、どちらでも構いません。

 出発日は~やく


 ここはどこでしょう?
 私たちの大好きな、一般には解放されていない東京駅南口から幹線プラットフォームの下へと続く、貨物および車椅子専用通路です。

(2014年5月 サンライズ出雲の乗車に向かいます)