車椅子旅行は楽しい!

パッケージ旅行とは違う、「個人でプランを立て」「自由な発想の」「安上がりな」「車椅子旅行のススメ」
「車を運転している時は、自分が左半身不随であることを忘れられる」と言う、17年前に脳出血で倒れ車椅子生活者となった夫との車椅子旅行は、幸せの宝庫です。

いよいよ12日から初の四国一周車椅子旅行に出発です!

 あと二回寝れば、初めての四国一周の旅に出発です。


 四国旅行については4回に分けて去年12月に書きました。お読み頂ければ・・・
ヤッタ






 今回の初四国一周車椅子旅行の旅程は
1)4月12日木曜日19:30分芝浦発: TOP│東京,徳島,北九州のフェリーならオーシャン東九フェリー で徳島に行き
2)
徳島ー砂美ー室戸岬ー高知ー四万十川ー道後温泉ー海道ー尾道ーー坂出ー美馬ー徳島 のルートで四国を一周し
3)4月22日12時10分発の徳島からのフェリーで4月23日07:00に東京に戻って来ます。


 車椅子旅行になる前までの国内外旅行では、初日でさえも宿泊先は決めていませんでした。き会ったりったりのそんな旅では一度、ドイツの田舎町で大きな祭りの日にぶつかり、探してもさがしても宿が見つからず、「こりゃあ、車の中で寝なければならないかな」と覚悟を決めた事がありました。最終的には、トルコ人のピザ屋さんの二階に転がり込みましたが、今は、いい思い出です。ピザも美味しかったです。


 車椅子生活者の信ちゃん(夫です)が運転する車での車椅子旅行になってからは、宿の予約は必須です。加えて、必ず事前に宿に電話をして車椅子の信ちゃんが運転して行くと説明し、
1) 車椅子用駐車があれば予約
2) 専用駐車場がなければ、出来るだけ入り口に近い場所を確保して貰い
3) 出発近くになると(今回の場合は、昨日)、駐車場確保の確認の電話を入れる。
 これらの1つが欠けても、「車椅子旅行は楽しい!」とは行きません。


 いつも出発数日前に宿泊先を含むスケジュールの最終版を作成し、印刷して持ち歩きます。今回はA4で3枚印刷しました。宿と宿の間には、いつものお気に入り;
ドライブルート検索|JXTGエネルギー で計算した距離・時間を書き入れます


1) 13日(金)砂美、http://sabi.jp.net/ 10月24日電話予約 電話確認:4月7日
(徳島から砂美まで76.43キロ 2時間半)


砂美 - 室戸岬 62.34キロ 2時
室戸岬3キロ 「海の駅とろむ:0887-22-2176」 たたき体験: 12時開始。予約最終確認 4月8日。
室戸岬 - 高知: 80キロ 2時間半


2)14日(土) 高知、オリエントホテル高知 (予約受付日時:2017/12/10 19:31:47) 
駐車スペース確保の電話12月10日 駐車スペース確認 4月8日。


高知県立牧野植物園:088-882-2601


高知-窪川: 67.34キロ 2時間15分
うなきち:088-803-7108 (日野正平さんがTV番組で食べていた四万十鰻の名店)


窪川 - せいらんの里: 31.84キロ 1時間3分 


3)15日(日) 四万十川  四万十源流センター せいらんの里 0889-62-3623 じゃらん予約10月30日


せいらんの里-友輪荘: 96.91キロ 3時間13分


坂の上の雲のミュージアム: 089-915-2600


4) 16日(月) 松山、友輪荘:http://www.yurinso.jp/ 089-925-2013 12月1日電話予約 確認電話4月7日


しまなみ海道(西瀬戸自動車道)途中:村上水軍博物館: 0897-74-1065(月・休)


126キロ 2時間15分


5)17日(火) 尾道ビューホテルセイザン 0848-23-3313 じゃらん 4月4日予約


95キロ 1時間半
瀬戸大橋記念館:0877-45-2344 瀬戸大橋途中


6)18日(水)ホテルアネシス瀬戸大橋 じゃらん予約11月4日 0877-49-2311 


丸亀うどん:まごころ;0877-24-3377   夜・がぶり鶏?


7)19日(木) 美馬(三好)油屋美馬館:0883-53-7733 じゃらん予約10月22日


アワガミファクトリー:http://www.awagami.or.jp/


8)20日(金)徳島:徳島グランヴィリオホテル - ルートインホテルズ  
事前予約をキャンセルして、じゃらんで再予約4月7日


 スケジュール表には、出発前には必ずチェックする、障害者手帳割引の中の無料施設を優先的に、リストを作り書き込みます。


 さてさて・・・
 大好きなネット・ブラウジングで「四国・車椅子」で検索しながら、面白そうなウェブサイトを探すと、こんなのもありました。

 私たちはどう考えても心夫婦なので、今回はお遍路と縁のない旅になります。だた、お地蔵様が大好きで、四国では道端のお地蔵様に沢山会えそうなので、楽しみです。お地蔵様を見つけたらいつでも必ずこれまで、忘れずに手を合わせて来ました。


 今回の旅の3大ハイライト。
 一つ目は、道後温泉の友輪荘の宿泊です。

障害者用の家族風呂があるので、信ちゃんには3年ぶりの温泉になります。


 「夕食前に入浴したいのですが」と問い合わせると
 「宿に到着されたら、何時にお風呂に入られたいかお知らせください。お湯を張るのに30分ほどかかります」との事でした。
 お風呂に入ってから一寝して夕食が理想なので、宿にはに到着しなきゃ、です。


 二つ目は、室戸岬の道の駅: 海の駅とろむ での

です。北海道の森町でたらこづくり体験が出来なかったので、ちょっとしたリベンジ気分です。


 三つ目は今回、信ちゃんを四国一周の旅に行く気にさせた、2か所の橋:


です。
 これらの橋を車椅子になる前から、走りたいと言っていた信ちゃん。四国への車椅子旅行に最初はあまり乗り気ではなかったのですが、「あの2つの橋が走れるルートを組むから」と言い続けて、今日に至りました。


 ああ、そうでした。今回の旅に信ちゃんを、がぜんその気にさせたものがもう一つありました・・・それは、四万十川の鰻です。最初に計画したルートから少し離れるので、「ドライブ時間がいつもより長くなるけれど大丈夫?」と確かめると、嬉々とした答えが返って来ました。
 「(中・下ではなく)の鰻を食べれば心配ないよ」
 店の名前はうなきち: https://shimanto-unagi.com/user_data/about_group
 こんなブログも見つけました。


 実は私、鰻よりもあなごが好きです。何気に、「四国・あなご」と検索したら、嬉しいブログを見つけました。

 私が日本で一番おいしいと思う、広島の宮島のあなごめし

に負けないほどの味だと、書いてあります。今から楽しみです。


 こうして書いて来て、改めて思いました。
 まさに「車椅子に僕たちは、新しい人生を貰った!」です。
 車椅子旅行でなければ、このように細かく旅程を立てる事はきっとなかったでしょう。
 細かく旅程を立てるのは、本当に楽しい。その楽しみをくれたのは、車椅子です。
 車椅子さん、ありがとう。今回もよろしく!!!!!


 四国では、どんな自然に会えるのでしょうか。 

(2012年9月 青森・津軽大観音の松)

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